2015年9月28日月曜日

田沢湖湖底調査の共同会見で

田沢湖畔のハーブガーデン・ハートハーブで、田沢湖湖底調査の関係者が会した共同会見を開催しました。出席をいただいた方々は写真前列右端から、国立研究開発法人海洋技術安全研究所の小田野直光・研究統括主幹、その横に大阪市立大学大学院の原口強・理学研究科准教授、自分の横に秋田大学の石山大三・国際資源学部教授など。

 自分は、「官民をあげて田沢湖湖底研究チームが立ち上がり、かつてない一大プロジェクトが本格的に始動します。今回の調査で、田沢湖の現在の姿や健康状況を科学的に示したいと考えています。また現在に至るまでの、気の遠くなるような時間の向こうに隠された、例えば田沢湖の形成過程や、周辺の自然環境の変化などが、相当クリアになるとの期待も抱いています。この調査の最終目標は、昭和15年以前の命あふれる田沢湖の再生です。田沢湖を蝕む原因が明らかになれば、具体に最善の治療方法や経費の推測が立ちます。治療の成果や進捗のスピードが分かれば、クニマスが田沢湖に帰ってくる日についても見通せることになります。調査で得られた知見を最大活用し、国内はもとより世界各国の識者とネットワークを構築し、田沢湖再生の取り組みを加速したいと考えています」とお話をさせていただきました。

 なお共同会見の前には、御座石神社で安全祈願祭も開催しました。

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