2015年9月27日日曜日

第25回100キロ・チャレンジマラソン

9月27日4時30分、仙北市の角館交流センター前から100キロ・チャレンジマラソンがスタート。定員1700人を少し超えた参加者が、北秋田市のこども風土館前ゴールを目指してひた走ります。

 この間の距離が100キロです。スタッフは一年がかりで大会の運営準備を進め、当日に開設する20ヶ所のエイドステーションやバックヤードなど、沿道ボランティアの皆さんが選手以上の人員で選手を支えます。
 100キロチャレンジマラソンは、参加者のリピート率が高いと言われています。その要因には、手づくり感・あったかさ・周囲の情景・故郷の臭い…などと言われています。

 しかし、これらの魅力の主体者、例えば沿道のエイドステーションにいたお爺ちゃんやお婆ちゃんの姿が少しずつ見えなくなり、また大会スタッフの転職や高齢化なども重なって、昨年段階では、第25回大会(今回大会)で最終回になるかも…、そんな心配がありました。
 この事態を打開するため、北秋田市・上小阿仁村・仙北市、そして秋田県、それぞれの関係者が懸案課題の解決に汗を流し、大会継続の方針付けを何とか打ち出すことができました。

 今年の6月15日、大会継続を一番に喜んでくれた大会事務局長の岩本俊悦さんが亡くなりました。また今大会直前の9月24日には、大会副会長の大牧徳二郎さんが急逝しました。昨日の開会式・前夜祭は、この2人を偲ぶ話題ばかりでした。
 今回大会は、歴代参加者だったら、誰でも知っている大切な方々を亡くした直後の大会です。また大会の継続が決定したことなど、特別の思いを背負った、追悼マラソンと言って良いのかも知れません。

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