2015年9月26日土曜日

商工会役員の皆さんと政策会議

9月25日に開催をいただいた「仙北市商工会と市との懇談会」は、とっても気づきが多い会でした。以前から、商工会の堺研太郎会長は「商工会と行政の情報共有や議論を重ねる会が必要」と話されていましたが、そのスタートの会(政策会議)です。

 参加したのは自分と佐藤商工課長、平岡総務部次長(企画政策課)には、特区に向けた提案のフォローで出席をさせていただきました。商工会側は堺会長、阿部副会長、千葉副会長、長谷川商業部会長、相馬建設工業部会長、島川青年部長、井上女性部長、それに村田事務局長はじめ事務局の皆さんです。

 はじめの15分は自分の発言で話題提供、その後、参加の皆さんとの意見交換というスタイルです。自分は「例えば商店の皆さんには、個性的な店づくりはもちろんですが、その集合体としての街の魅力を高める、そんな思いでまちづくりに挑戦して欲しいと思っています。角館には立町ポケットパークに足湯をつくろうとか、武家屋敷の伝統的建造物群の周囲におみやげ横町を開設しちゃおうとか、生保内にはいつも生保内節を生で聞くことができる民謡喫茶を開店するとか、西木だったら内陸線駅前開発とか。ハードルが高くないことから手を付けて、小さな成功事例を積み上げる。その作業段階も完成後も人集めの手段にしてしまう、あくまで例ですよ。既にブレーキが利かないほど課題が膨らんでしまった人口減少に対抗するため、とにかく交流人口を増やし続ける仕掛けをつくっておこうと。交流人口を増やす担い手は、観光協会・観光連盟もそうですから、ここは商工会と観光協会、この際JAさんや認定農業者会、物産協会、国際交流協会、建設業協会…、市内の経済団体が一つになってコンベンション協会を立ち上げるとか、それぐらいのことをしないと、対策はどんどん後手になってしまいます。そしてまちは矮小化してしまいます。今までしてきたことを焼き回ししていてもダメです。はっきり言うと、今までしてきたことの結果が現状なのですから。特区の取り組みもそうです。およそ無理だろうと手を出さなかったことに、市役所は爪先までドップリ浸かる覚悟で、人口ビジョンや次期総合計画の策定を進めています」など、お話をしました。

 商工会の皆さんからも多くの提案、指摘をいただきました。
・企業誘致には事前の工業団地の造成が不可欠。
・さらなる公営住宅政策が必要。
・人口対策と子育て対策は最重要課題。
・プレミアム付き商品券の再発行の検討。
・商工会と観光協会の連携強化。
・農園付き空き家のピーアール強化。
・商工会の補助の増額。
・道の駅の実現。
・地元事業所への雇用補助の拡大。
 などなど。特に市内の各経済団体の情報共有を進め、総合力を発揮できるよう“緩やかな団体連携”の仕掛けづくりは、市が橋渡し役になることを約束し閉会しました。
 次回が楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿