2015年9月15日火曜日

角館のお祭り反省会で事故対策

今日(15日)午後7時から、角館交流センターで「角館のお祭り全体会議反省会」を開催しました。会の冒頭、亡くなられた藤木浩一さんを偲んで黙祷を捧げました。私はお祭り実行委員会会長としてごあいさつをしましたが、ごあいさつと言うよりはお願いだったような気がします。その概要をお知らせします。

 ~現在、警察で関係者の事情聴取が行われています。事故原因などについては、今後に警察の判断があると思います。私どもは開催者として、果たすべき責任はしっかりと背負わなければいけない覚悟です。責任の取り方は幾つか考えられますが、一つにはお祭りの再生と存続があると思っています。それが亡くなられた藤木浩一さんの思いに報いる行動ではないか、そんな思いも抱いています。
 角館のお祭りは、角館の精神です。角館そのものと言っても良いくらいです。それは仙北市にとっても同様です。このような痛ましい事故を絶対に繰り返してはいけない。仮に安全対策が誰の目からも見える形で示せないようだったら、来年以降のお祭りの開催は困難になる、大変に厳しい現状だと言うことを皆様と共有したいと思います。事故は決して当事者だけの問題ではないことをご理解ください。
  これまで実行委員会は、お祭り全体に関わる諸々のことを行ってきました。しかしこれから私がお話しすることは、実行委員長が口にするべきことなのかどうか、これは異論があるところかも知れません。が、事は緊急かつ重要案件なので、ご了解をお願いします。

 ご提案です。どうかご理解をいただき「事故調査対策委員会(仮称)」の設置について、この会議の場でお認めいただきたいと思い、動議を提出します。
1.設置の目的は、今回の痛ましい事故を受け、今後絶対に同じような事故を起こさないために、警察の捜査とは別に自らを律する思いで原因の究明を行い、課題となる点を洗い出した上で、昔からのお祭りのシキタリ、ルールに基づく安全対策の案づくりを行うこと。
2.委員構成は、お祭りに関係する各団体や機関、識者などを人選し、会長は委員の互選で選ぶこと。事務局はこれまでの経緯を考えると市の観光課が対応すること。
3.日程については、すぐに委員会の設置に向けた人選に着手し、委員会を設立し、事故原因の究明と安全対策の案づくりは、今年中に取りまとめること。
  などです。

 委員会の協議内容になることも予想されますが、年が明け次第、将来、お祭りを担う子ども達には、お祭りの由来や目的をしっかりと教える学習会の開催や、曳山の役員・関係者の安全講習会などは、是非開催して欲しいし、それを実行委員会の活動としたいと決まれば、きちんと対応したいと思います。とにかく、あらゆる手だてを講じ、丁内はもちろん、市内、県外の皆様に、角館のお祭りは、本来の姿を大切にする行動が起こって、安心して参加できる環境づくりが進んだと認識できるような、そんな取り組みが必要だと言うことです。よろしくご協力をお願いします~。

 この動議を受け、各団体の意見発表に入る前に、提案を今日の全体会議反省会の議事に加えて良いかどうかを諮り、これを了承いただきました。続いて内容についての賛否を諮り、全会一致で了承をいただき、「事故調査対策委員会(仮称)」を設置することが決定しました。ありがとうございました。また参加した多くの皆さんから、良い姿にお祭りを変えようと言う積極的な発言も多くありました。これから総力戦が始まります。
※写真は角館のお祭りイメージ

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