2011年9月2日金曜日

市政報告①「所得税問題」


 平成23年第6回仙北市議会定例会の本会議冒頭で、市政報告として議会に申し述べた各事項についてお知らせします。はじめに所得税還付等調査についてです。
 7月22日に第5回仙北市所得税還付等調査委員会、8月23日に第3回仙北市所得税還付等調査市民検証委員会を開催し、所得税の還付に関する調査、市県民税等の決算額と調定額の乖離に関する調査の進捗状況について検証していただきました。
 所得税還付金の調査については、関係機関からの情報をもとに妥当性の確認をしています。平行して事実確認した内容をもとに再度関係職員の聴取を実施し、情報の精度を評価していくと共に、聴取対象職員の範囲を拡大し、組織的に行われていたのか、いつから行われていたのかを特定するため調査を進めています。
 税務署に修正申告書を提出された26名の方々に対しては、所得税還付等調査局の職員を同行し、7月から8月にかけてお詫び訪問をしてきました。所得税の修正申告に伴い、25名の方の市県民税も変更になり、8月10日付けで納税通知書を発送したところです。
 市県民税の乖離に関しては、6月20日の議会全員協議会で報告しましたが、税務の過去のデータから現状を再構築することにより解明された事実は、県への報告書等外部資料による推計とほぼ一致しており、県民税の払い込みが不足している額は、仙北市税務課による調査結果の393万2,787円と認められることから、今定例会へ補正予算を計上しました。ご審議をよろしくお願います。
 今後のスケジュールは、事案の全容解明に向け9月2日に第6回所得税還付等調査委員会を開催し、その後第4回所得税還付等調査市民検証委員会を開催する予定です。

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