2011年9月3日土曜日
市政報告⑤「内水被害と防災」
市はこれまで、豪雨等により常襲的に内水被害を起こす区域を特定し、原因や対策について検討・協議を進めてきました。
内水被害とは、大雨などにより河川の水位が上がると、周辺に降った雨水の水はけが悪くなることから、家屋や農地などが水に浸かってしまう水害のことですが、過去、内水被害が常襲的に発生している区域は、市内に12地区あると分析しました。
これら箇所の改善のため、事業手法や整備の緊急性などを総合的に勘案しながら対策を進めていますが、今定例会へ補正予算を計上した事業もありますので、ご審議をよろしくお願いします。
7月16日大仙市雄物川河川緑地運動公園で、(財)秋田県消防協会大仙市仙北市美郷町支部消防訓練大会が開催されました。
大会には「小型ポンプ操法の部」「規律訓練の部」にそれぞれ6チームが本市代表として出場しました。
その結果、「小型ポンプ操法の部」で第1分団が第3位、第8分団が第5位とそれぞれ入賞しました。皆さんの一層の活躍を祈念したいと思います。
地域内自主防災組織の創設や育成を推進する事業として、市内3地区で実践活動の発表会を開催しました。発表者は、湯沢市で平成11年度から過去の災害を教訓に活動している「湯沢西地区・水害から生活を守る会」で、6月26日は角館樺細工伝承館で、7月24日には西木温泉クリオンで開催しました。また8月7日には田沢湖総合開発センターで、生保内地区で自主防災活動を行っている「安心・安全空間づくり実行委員会(沼田地区)」と共催で、「地域防災を考える集い」を開催しました。
内容は「湯沢西地区の防災で地域を守る活動発表」と「田沢湖水害紙芝居」、また「宮城県女川地区住民代表の体験談」そして「岩手大学農学部共生環境課程准教授の地域と共に創る、災害に強いまちづくりを目指しての講演」などでした。
今後、地域の皆さんにはますます自主防災力を高めていただき、きめ細やかな防災体制を一体となって実現できればと思います。
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