2011年9月28日水曜日

9月議会を振り返って


 昨日、9月定例市議会が終了しました。初日に提案した案件、追加提案(災害対策事業やこども手当関連、他)は原案を可決いただき、産業振興基本条例は原案修正を経てお認めをいただきました。

 一般会計の補正予算のうち、県民税の未払い金精算支払費393万円は、総務委員会で議論となりました。今回の予算計上は、市の所得税等還付調査局が行ってきた調査結果で、市県民税等の決算額と調定額との乖離(かいり)問題に対応するものです。
平成14年度~16年度に、旧角館町で税務上の不適切な処理がありました。本来は県に納金しなければいけなかった県民税を減額報告して払い込んでいたため、滞納繰越額において納付されるべき額と決算書に記載されている同調定額が相違していた事案です。一刻も早く不足額を県に払い込みする必要性があり、これを議会にもご理解いただくことができました。
 予算の可決を受け、市は送金の手続きを進めています。今日中にも送金できると思います。

 また産業振興基本条例は、議員が提案した修正案を盛り込んだ後、可決をいただくことができました。同基本条例は、これまで縦割りだった各産業の関連法を横断し、全ての産業を連結させることで雇用創出、所得向上を図りたいとした理念条例です。
 原案では、前文に産業振興こそがまちづくりの礎で、市民・事業者(農業も含む)・行政が一体になって推進に挑戦すること、未来に続くまちづくりの資源は、既に自らの手中にあること、市勢前進のエネルギーは、これらの結集から生み出されることなどを明記しました。最終日に提出された議員案では、前文に経済状況の悪化から地域経済の疲弊が懸念されていることなどが追加され、また条例中文には、計画の策定や産業振興推進委員会の設置、一定期間ごとの見直し条項などが追記されました。

 議会閉会に際してのあいさつで、「この修正は、マニフェストに掲げた産業振興・雇用創出・所得向上などの政策を、スピード感を持ってさらに力強く推進せよという議会の意志と、重く受け止める」とお話をさせていただきました。

 また今回の議会中、企業会計の決算特別委員会も開催されました。対象となった会計は病院事業、水道事業、温泉事業の3会計です。活発な議論をいただき、決算は承認されました。一般会計の決算はこの後になります。

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