2011年9月3日土曜日

市政報告④「決算・補正予算・3セク」


 平成22年度の決算について、一般会計では歳入総額187億8,041万3,315円、歳出総額183億8,236万2,889円、歳入歳出差引額3億9,805万426円で、翌年度に繰り越すべき財源の総額6,369万円を差し引いた実質収支額は、3億3,436万426円の黒字額となっています。

 次に今議会に提案した一般会計補正予算についてです。
 補正額は、3億4,662万5千円で、これに既定予算を加えますと補正後の額は、184億3,765万円となります。
 主な事業は、冬期交通対策費、農業用施設災害復旧事業費、公共土木施設災害復旧事業費、農地排水対策事業費、病院事業会計補助金、政策転換対応型農業支援事業費交付金、県民税未払金精算支払金、農産物安全性確保緊急対策事業費補助金等です。
 なお、6月24日の豪雨災害の復旧についてですが、公共土木施設は8月30日と31日に災害査定を受けました。林道については9月5日に災害査定が予定され、これら災害復旧に関する補正予算、並びに、子ども手当関係及び東日本大震災に関連した非常勤消防団員等公務災害等に関する事務に係る普通負担金の補正予算を今定例会最終日に追加議案で提案したいと考えています。ご審議をよろしくお願いします。

 内陸線についは、本年度の第1四半期営業実績は、定期利用では北秋田市4高校の秋田北鷹高校への統合などで1万人増加しました。しかし定期外利用では東日本大震災の影響と考えられる観光客の落ち込みが著しく、対前年比で5千人の減少、収入でも対前年比で7百万円ダウンと、相当厳しい実績で推移しています。
こうした中、8月24日の取締役会では、平成24年度までに経常損失額を2億円以内とする四者合意の目標達成に向け、あらゆる増収策のほか、ダイヤ削減も含めた収支改善策を早急に集中的に検討することとし、これまで以上に取締役会が経営に関与することを確認し合いました。また同席上で、若杉清一社長から辞意が伝えられ、取締役会ではこれを了承しました。後任の選任にあたっては、専従で経営改善に取り組んでいただける熱意と経営ノウハウを有した方を全国から公募する方向で進めていく方針です。
 さて、市内の4つの第三セクター(花葉館、西木村総合公社、アロマ田沢湖、西宮家)について、現在、経営コンサルタントにより、それぞれが行っている事業の意義や新たな役割の可能性及び採算性等について調査検討しています。調査結果は9月中には示される予定であり、その内容を検討し、第三セクターの再編や最適な事業手法の選択を念頭に置きつつ、経営改善に取り組むことにしています。
 また、町村合併前の設立時の状況等により、当該各施設に係る委託費等管理運営負担のあり方に異なっている状態が合併後も継続していましたが、公平な公的関与に努めていく必要があることから、経営コンサルタントの助言等も考慮し、今回、花葉館及び西宮家の指定管理の更新にあたっては、公的部分の指定管理料を積算し、債務負担行為補正を計上しています。ご審議をよろしくお願いします。

※この他、総務部では第2次仙北市行政改革大綱、角館地域の運営体の進捗状況、市役所の一体型庁舎検討委員会の検討状況、国民文化祭、光ブロードバンド基盤整備事業、難視聴地域の地デジ対策、旧岡田歯科医院の建物と土地の寄付、県市町村職員互助会の解散についてを報告。

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