今日の午後、リコーICT研究所(静岡県御殿場市)を技術開発者に迎え、「路面性状モニタリング実証実験コンソーシアム」(行政機関の参加は国土交通省・秋田県・仙北市)を立ち上げました。
プロジェクトのトップ、リコーICT研究所のフォトニクス研究センター所長の中村孝一郎さんとは、この3月に初めてお会いしました。場所は千葉市の幕張メッセで開催されたジャパン・ドローン2016の講演会場です。この時に、「リコーのカメラ技術を活用し、これまでにない道路の性状調査を行い、ひび割れやわだち掘れを記録してデータ化し、最も効率的な管理手法を見出すシステムを構築したい。国が近未来技術実証特区に指定した仙北市で、例えば市道などを活用して実証実験ができないか」との申し出をいただきました。仙北市内の道路と言っても、国道も県道もあります。各管理機関に協力をいただく体制づくりを進めるために、5月の連休明けには路面撮影とデータ化のデモ実験を市内で行いました。
こうした取り組みがあって、今日、コンソーシアムを国・県と一緒に立ち上げることができました。私はあいさつで「道路の傷み具合を知ることが、適切な補修や改良などのタイミング・予算獲得につながります。国の制度で冬期間に発生する道路のひび割れ改修事故(凍上事業債など)を客観的に判断する基準にもなり得ます。仙北市の道路が、新しい技術の開発拠点になることを嬉しく思っています」とお話ししました。
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