気になる報道について幾つかピックアップします。先週22日に環境省が発表した「モデル国立公園の指定」についてです。全国32の国立公園のうちの8ヶ所程度を選定し、特にインバウンド対策(訪日外国人観光客対策)を強化する方針で、これまで調整が行われてきました。もちろん仙北市も他県・他市町村と連携し、十和田八幡平国立公園のモデル公園選定に向け働きかけを行ってきました。
国はモデル公園の選定で、専門ガイドの育成や宿泊施設の機能強化などを進める方針です。公園内の商業施設の整備も規制緩和を検討中と聞きます。また地元市町村では、自然や伝統文化を生かしたツアーの開発に着手するなどして、旅行者増加対策に取り組みます。それらの必要な経費は、来年度予算の概算要求に盛り込む情報もあります。モデル公園の正式決定は明日(25日)になりそうですが、和田八幡平国立公園(青森、秋田、岩手)も、有力視されている情報があります。期待しています。
もう1つは、政府が23日に発表した地方創生経済対策予算です。これまでのソフト事業に加えてハード事業(施設整備事業)にも充当できる枠組みを検討している報道がありました(写真は秋田魁新聞)。例えば移住・定住に役立つコミュニティ施設の建築、外国人観光客の受け入れに必要な交流拠点の整備などが取り上げられています。
これまで多くの国会議員の皆さんに、「地方創生をバシバシ進めようとしても、ハード事業に国の支援がなくて踏み出しようがない」と、何回クドいたことか…。この枠組みが具体化すれば、全国のやる気のある自治体は、もう一歩前に進むことができると感じています。
0 件のコメント:
コメントを投稿