2016年7月16日土曜日

県立隠岐島前高校ヒトツナギ部

 海士町レポートの最終回です。写真は町内にある県立隠岐島前高校ヒトツナギ部の掲示板です。高校生の島人に対する思いうが、「日ごろお世話になっている皆さんへのご恩返しに」や、「もっと地域の方と関わり合いたいから」と言う言葉に表れています。

 ヒトツナギ…。秋田では余り聞き慣れない言葉ですが、人と人をつなぎ、地域と人をつなぎ、現在と未来をつなぐ活動と受け止めるとストンと理解できます。隠岐島前高校では、これまで日本全国の中高生を対象としたヒトツナギの旅を企画・運営してきました。1週間程度で周辺の島も含めて滞在するプログラムで、それぞれに伝わる伝統文化を知り、人の温かさに触れてもらうのが狙いです。それが島留学にもつながり、それが新産業の担い手育成につながるなど、好ましい循環は、高校生の活動からも生れ出ていました。

 県立高校の寄宿舎を町が建設したり、授業に生業を開放したり、子ども達と海士町の関係は、高校生活そのものと言ってよく、だからこそ上記のようなチラシが出せるのだと思います。
 

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