2011年6月10日金曜日

6月定例市議会~市政報告概要⑤~


 市政報告概要⑤は農林部関係の報告です。

《仙北市地域農業再生協議会について》
 6月1日に仙北市水田農業推進協議会、仙北市担い手育成総合支援協議会と仙北市耕作放棄地対策協議会の3協議会が機能統合し、新たに「仙北市地域農業再生協議会」としてスタートしました。関係者が一丸となって方向付けを行っていこうとするものです。所得補償交付金交付申請書の提出が6月末日となっています。集落農政推進員を通じて申請書を農家へ配布中で、JAや米集荷業者を通じて再生協議会で申請を取りまとめることにしています。

《秋田スギバイオエネルギーセンター》
 バイオマス施設の稼働が、計画通りとなっていないため、受注者の月島機械(株)から改造計画の提案が昨年度末にありました。
 その計画案について、これまで月島機械(株)と協議を重ねてきました。この改造の基本計画及び工事期間については、秋田県農林水産部林業木材産業課の指導も受けました。事業の承認が得られ次第、すみやかに改造工事に着手します。

《国際森林年森づくりフォーラム等について》
 2011年は国連で定める「国際森林年」です。県では森林・林業や環境問題に関心を持っていただく絶好の機会と捉え、県内3地区で「国際森林年森づくりフォーラム」を開催することにしています。県南地区では8月6日に仙北市を会場に「みんなで美しい里山づくりを」をテーマに、クリオンでの基調講演会及び潟前山森林公園において広葉樹の枝切りなどの作業体験を行う計画です。テント村も開設したいと思います。

《仙北型グリーン・ツーリズムの推進》
 総合産業研究所内に農山村体験デザイン室を新設しました。1年目となる本年は、一元化した教育旅行窓口機能を充実させる一方、被災地と受入地の双方支援につながる教育旅行の展開を図ります。また、県の子ども双方向交流プロジェクトを活用した中川小学校と都市部との交流を支援するほか、豊かな資源を連携させた環境教育プログラムづくりに取組み、企業向け社員研修などの受入も目指します。仙北市農山村体験推進協議会の構成・機能の見直し、子育て世代や震災避難者との体験交流の実施、ブログ・ツィッター等の活用促進、農家民宿等への講習会やモニターツアー等を計画しています。農家民宿等が地域における安全・安心の提供と情報拠点体制づくりに取り組むため、事業費を本定例会に補正予算を計上しています。

《地域雇用創造実現事業について》
 平成23年4月より4人の専任職員を採用し、地域ブランド開発や地域特産品の販路拡大を目指し、業務を開始しています。
 地域ブランド品の開発に関しては、仙北市内生産者・団体7件と花豆の栽培委託契約を締結し、地域独自の特産品開発に取り組みます。販路拡大に関しては、今年10月のネットショップ開店にむけて地域直売所及び農家との連絡協議会の立ち上げ、集出荷システムの構築を行っています。

◇スマイル通信の発行について
 総合産業研究所は、研究所の活動を広報する「スマイル通信」を毎月1回発行します。市民の得意分野を活かし連携して商品化を目指す活動を展開していきます。スマイル通信で「花豆栽培」の募集を行いました。今後は10月上旬の収穫にむけ、加工品の試作品づくりに参画してくださる方を募集します。さらに市内におけるミニ商談会や活動成果発表会の開催などを行います。

2 件のコメント:

  1. 市制報告概要いつも読まさせていただいております。
    次から次から色々ありますが前に進むのみですね。
    これからも応援します。

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  2. 門脇みつひろ2011年6月17日 20:05

     ありがとうございます。何よりの激励で嬉しいです。前に進みます。

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