2011年6月10日金曜日
6月定例市議会~市政報告概要⑥~
市政報告概要⑥は建設部や各企業、病院関係の報告です。
《道路使用許可の未取得工事について》
仙北市発注の市道「上荒井・西野線」の道路舗装工事を受注した市内の業者が、道路交通法で定められた道路使用許可を取得せず、道路を通行止めして工事を行っていたことが通行人からの連絡で判明し、一部報道機関でも取り上げられました。
この業者は「短期間で終わる工事ということで甘く見ていた。軽率なことをして申し訳ない」と反省しておりますが、今後このようなことが起こらないよう、市として指導を徹底します。
《水道事業会計》
水道事業会計の平成22年度決算の概要等について報告します。
水道事業は、総収益3億3,730万4,631円、総費用3億2,477万2,059円で、当年度純利益が1,253万2,572円で、期中純利益が前年度に比べ895万7,283円の増となっています。現在、水道料金の改定作業を進めています。
《温泉事業会計》
温泉事業会計の平成22年度決算の概要等について報告します。 温泉事業については、総収益4,287万3,734円、総費用3,204万7,254円で、当年度純利益が、1,082万6,480円です。老朽化が著しいカラ吹き2号井の代替井戸の掘削が急務で関係者と協議しています。温泉掘削が実施できる条件が整い次第、予算案を議会に提出したいと思います。
《医療局業務について》
4月1日付けで宮川信医師が仙北市病院事業管理者として着任しました。また4月の人事異動で、管理者のほか医療局長を配置し、総務部政策推進課より病院・医療改革推進班の職員3名を併任しました。医療局は2つの市立病院の業務形態を見直し、給与事務と出納事務の統合を図ることで資金効率の改善に努め、一部委託業務等の見直しを行う傍ら、薬品購入や診療材料等の価格交渉を実施する予定です。一元化管理による経営の効率化を図りながら市民に安全・安心を担保し得る積極的な医療施策を講じます。市立角館総合病院の建設事業については、建設用地選定委員会の設置要綱を策定し、今月より本格的な議論に入る予定です。
《市立田沢湖病院について》
平成22年度の決算状況は、医業費用において経費の削減等、経営の合理化に努めましたが、原油製品の値上がりによる光熱水費や燃料費の増加、東日本大震災による停電などにより8,795万円の純損失を計上することになりました。4月からは副院長の退職後、秋田県より派遣をいただいた新任医師が着任しています。
また本年度は、横浜市みなとみらいの「けいゆう病院」から4名の研修医派遣事業が今月からスタートしています。
《市立角館総合病院について》
平成22年度の決算状況は、906万7千円の純損失を計上することとなりましたが、前年度と比較し1億2,395万7千円減と、大幅な赤字額の減少となりました。この主な要因は、事業収益において入院収益は減少したものの外来収益が増加し、さらに国の交付税措置額による他会計からの繰入金が大きく伸びた一方で、事業費用における職員給与費及び材料費等、経費が減少したことによるものです。なお常勤医師確保のため、先の定例会で仙北市病院事業医師等修学資金貸与条例の一部を改正させていただいたところ、申し込みが多く、本定例会に修学資金貸付金の補正予算を計上しています。
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田沢湖病院 内科勤務の鈴木です。
返信削除記載内容に誤りがあるので、訂正してください。
田沢湖病院の常勤医師に関する内容で、「4月からは副院長の退職後、後任として自治医科大学出身の医師が就任しています」とありますが、自治医科大学出身の医師は、私の義務が終了したことにより、その後任として秋田県から派遣されています。決して、退職した副院長の後任ではありません。
正しい内容での報告を望みます。
メールありがとうございます。「秋田県より派遣をいただいた新任医師が着任しています」に訂正したいと思います。関係する幾つかの場面もありますので、それについても訂正の手順を進めます。改めてお詫び申し上げます。
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