2011年6月28日火曜日

議会閉会


 仙北市議会6月定例会が終わりました。最終日の議事日程は、議案14本、誓願1本です。議案・誓願とも全案可決・採択いただきました。

 被災地への義援金517万円(角館の桜期間中、駐車場収入の40%を義援金として提供する予算案)について、賛成の立場から2議員、反対の立場から2議員がそれぞれ討論を行いました。反対討論の要旨は「議会の承諾なしで実行委員会が先走って進んだこと。市の予算の事前執行、議会軽視だ。被災地も大変だが仙北市も大変。物品の提供という手法もあったはず」との指摘。賛成討論では「国の支援が後手となっている。被災地のことを考えれば、現金を必要としていることは理解できること。災害時の緊急対応だ。国民が一丸となって支援を展開している。一刻も早くひも付きではない資金を提供すべき」との指摘です。

 この予算を含む一般会計予算案は、採決の結果、賛成多数で可決となりました。一般会計の予算の中には、この他にも大震災後の経済対策として、中小企業災害復旧支援利子補給金、がんばろう東北市民元気創出事業(旅行クーポン券)、がんばろう東北教育旅行サポート事業(市内での児童生徒宿泊応援事業)、農林業の可能性調査事業、また子育て・高齢者応援事業として、各地域支え合い事業、保育園の床改修工事、子ども双方向交流事業、スポーツ施設活性化事業などがありました。

 本会議での反対・賛成のどちらの立場からのご指摘も、全く的を射たものです。反省すべきことも多くあり、議会に対して、さらに説明の機会を頻繁に持つ必要性も痛感しました。でも総意として可決いただいたことで、義援金をはじめ、それ以外の事業に着手できます。議員の皆さんには、深いご審議に感謝を申し上げます。

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