2011年6月10日金曜日

6月定例市議会~市政報告概要①~


 昨日から始まった6月定例市議会の様子をお伝えします。以下は初日の市政報告簡略版です。全体事項を①とします。

《所得税還付等調査について》
 まず市県民税等の決算額と調定額の乖離について、これまでの調査で乖離している額は1,246万8,634円、このうち県民税の払い込みが不足している額は393万2,787円と認められます。市の調査結果に基づき、4月1日現在の財務管理システムの調定額と税管理システムの調定額は一致しています。今後議会の同意を得て県民税の精算事務を行う方向で県当局と協議する予定です。
 所得税還付金の調査については、関係機関から情報をいただき、順次調査を進めています。平行して事実確認した内容をもとに再度関係職員の聴き取り調査を行います。今後のスケジュールは、7月22日に第5回所得税還付等調査委員会を開催し、また第3回所得税還付等市民検証委員会を開催する予定です。5月28日付の一部新聞報道に、明らかに事実と異なり、推測と予断に基づいた記事があり、掲載したマスコミに対し、市民に誤解を与える表現は遺憾であると抗議文を持参し、抗議を行ってきました。

《東日本大震災支援本部の活動について》
 6月7日現在の避難者の受け入れ状況は、県別では、福島県48人、宮城県173人、岩手県11人の計232人となっており、避難先別では、市有施設2人、宿泊施設182人、家族知人宅14人、雇用促進住宅27人、その他7人となっています。
 民間の皆様による被災地への炊き出し等については、3月13日の岩手県大船渡市を初めとして、宮古市、山田町、大槌町、仙台市、などへ、延べ22回(5月31日現在)にわたり職員が同行して行われています。多くの皆様の献身的な活動に感謝申し上げますとともに、今後ともご協力をよろしくお願いします。

《決算見込みについて》
 平成22年度の一般会計決算見込みについてです。
 歳入総額は、187億8,041万3千円、
 歳出総額は、183億8,236万3千円、
 歳入歳出差引額が3億9,805万円を見込んでいます。
 歳入歳出差引額から平成23年度へ繰り越すべき財源の総額6,369万円を差し引いた実質収支額は3億3,436万円の黒字となる見込みです。
 また今回の一般会計補正予算についてです。
 補正額は、8,681万4千円で、これに既定予算を加えますと補正後の額は、180億2,513万8千円となります。
 主な事業は、地域支え合い体制づくり事業費、緊急雇用対策事業費、観光施設整備事業費、特別支援教育就学奨励費等です。
 また、震災関連事業として、東日本大震災義援金、中小企業災害復旧資金利子補給金、市民元気創出事業費、教育旅行サポート事業費等をご審議いただきたいと思います。

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