2011年2月23日水曜日

平成23年度市政方針⑥


【観光商工部】
〔観光振興〕
 観光客の更なる誘客を図るため、平成22年度に決定した統一観光ブランド「田沢湖・角館」を全面に打ち出し、国内はもとより、アジア地域も視野に入れ観光宣伝に取り組みます。
 3観光協会の連携については、平成22年度の観光協会連絡会議の協議結果を踏まえ、平成23年度は新たに「田沢湖・角館観光連盟(仮称)」を立ち上げることとしています。市では3観光協会が協働で実施する事業を強力にバックアップしたいと思います。
 また、秋田県はJRグループが自治体等と協同で実施するデスティネーションキャンペーン(DC)に、JR秋田支社と連携しエントリーしています。平成23年度は秋田県がJR東日本重点販売地域(ミニDC)の指定を受けたことから、これをバネに県及び観光関連団体等と連携し、観光客の誘客に取り組みます。 
 施設関係では、抱返り遊歩道整備について、平成23年度は13号橋の工事、並びに昨年7月の崩落箇所の本格復旧工事、及び16号橋工事の設計調査委託を実施する旨、県自然保護課からお聞きしていますが、早期に安全な通行ができるよう重ねて要望します。飯村少年殉難碑以北の遊歩道は、登山道水準での整備で今後も粘り強く交渉します。
 また仙北市TICでは、着地型体験旅行商品「あきたTABIYORI」の本格的な販売を実施しています。平成23年度も各事業者との打合せや情報交換をしながら新商品開発に取り組みます。併せて宣伝効果の高いホームページの作成準備等を進めます。
外国語表記の看板が少ない事が指摘されていますが、当エリアが東北運輸局が実施する「外国人観光客の移動容易化のための言語バリアフリー化調査事業」の採択を受け、現在、実証実験のための外国語案内表示等の製作・設置等が行われています。3月末までに効果検証結果の報告と改善方策の検討が行われる予定です。その結果を踏まえ、県と協働で、インバウンドに向けた看板表示等の充実を図ります。


〔商工業の振興〕
 市内企業・事業所の育成強化と経営の安定化に向け、仙北市商工会が推進する各種事業の支援に最大努めます。
 また、さらなる地域振興を図るため、民間の方々からもご意見をいただきながら、産業振興基本条例(仮称)の制定に向け準備を進めます。
 このほか、建設業の異業種参入への推進や、新たな商工業事業の立ち上げ、事業の拡張に対し、引き続き支援を行います。
 物産関係については、地域資源を活用した新たな特産物の開発を進め、「山の楽市」の開催、東京都板橋区及び神奈川県大和市の都市交流型アンテナショップへの参加等、農商工連携による各種イベント等への支援で、産業振興と所得の確保につなげます。
 また漬物や民具ほか、多彩な分野からものづくりに優れた技術のある人を「せんぼくふるさとマイスター」として認定し、文化的価値・技術の継承を図ります。

〔雇用対策〕
 雇用対策については、厳しい雇用状況に対応するため平成21年3月に「緊急雇用対策室」を設置し、国・県・関係機関と連携しながら経済雇用対策を講じてきました。
 国の交付金事業である「緊急雇用創出臨時対策基金事業」や「ふるさと雇用再生臨時対策基金事業」の活用で、引き続き臨時的・一時的つなぎ就労機会の提供及び安定的な雇用機会の創出に取り組んでいきます。
 なお、平成23年4月1日からの雇用については、3月1日号の広報で募集することについて、ご理解をお願いします。
 事業主への雇用支援対策として、「緊急雇用助成金」制度を継続して実施し雇用の拡大に取り組むほか、国の「雇用調整助成金」や「中小企業緊急雇用安定助成金」制度を活用して、「緊急雇用維持支援事業費補助金」制度も継続し、雇用の維持と解雇予防を図ります。
 従業員の技術習得及び資格取得の研修費、離職者及び学卒未就職者の資質の向上等、研修費等の一部を助成する「勤労者・雇用者対策事業費補助金」制度を実施し、従業員の資質の向上や求職者の就職支援に取り組みます。
 また、高校生を対象とした事業所視察会、求職者の就職面接会、事業所訪問やハローワークの週間求人情報の迅速な提供など、就労支援に努めています。

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