2011年2月23日水曜日
市政報告(12月議会後の動き)①
《市政報告(12月議会後~今議会の間の動き)》
平成23年第2回仙北市議会定例会の開会にあたり、主要事項並びに平成23年度の市政運営の基本方針等について申し上げます。
はじめに、議会の皆様に、大変申し訳ないご報告をしなければなりません。
去る2月18日からのマスコミ各社の報道でご承知のことと存じますが、平成15年分から17年分の確定申告について、旧角館町と仙北市が住民に無断で申告業務を行い、その還付金が町税・市税に充当されたのではないか、また支払ってもいない医療費等の所得控除額が根拠なく計上され、還付額を過大に受給していたのではないかと、当時の角館町の住民4人と秋田県生活と健康を守る会連合会(県生連)から指摘を受けました。県生連ではこの件に関連し、秋田県に対して「県民税が過小に納入され損害を受けた」として住民監査請求を2月18日付けで提出しています。
本事案のこれまでの経過をお知らせします。この事案は昨年11月10日投函の県市町村課へ寄せられた投書から始まりました。2日後の11月12日には県から市に連絡が入り、11月16日・17日の2日間、当時の角館町税務課長ほか主な職員5名から、総務部長が聞き取り調査を行っています。この時点では事案を確認するまでには至りませんでした。その後、仙台国税局から調査協力依頼があり、国税局調査は12月7日から始まっています。調査内容は関連文書の精査、関係職員からの事情聴取と伺っています。ただし国税の調査経過、修正申告の対象者数・内容・修正金額などの情報は、いただけていないのが現状です。
市では、断片的に寄せられる情報、個別事案等が看過できない内容であったため、今議会への報告、また調査委員会の再開について検討を重ねていました。
昨日午前の部長等会議で、早急に調査委員会を再開し、本事案に対する調査を実施することが決定され、午後から第1回の調査委員会を開催しました。名称は「所得税還付等調査委員会」です。委員長を石山副市長とし、第3者として顧問弁護士等の助言もいただくことにしました。
今後は事実関係を調査し、本事案が起こった原因や背景等を徹底解明することはもちろん、市(町)と関与職員の責任、賠償責任の有無など関連するあらゆる問題について対処したいと考えます。
昨年は国保普通調整交付金不正受給問題がようやく終結し、職員一丸となって再スタートをきった矢先、このような不名誉な疑惑が再度発覚してしまいました。市民、議会の皆様に大変なご心配をおかけしてしまい、深くお詫びを申し上げます。
疑惑の全容解明と市民の信頼回復に向け、全力で取り組みますので、ご指導をお願い申し上げます。
なお、以前より原因の究明と是正が必要とされ、内部調査を行ってきた市県民税等の決算額と調定額との乖離についても、本調査委員会の調査とすることにしました。
次に、各部局等の主要事項並びに諸般の状況を申し上げます。
【総務部】
◇みんなの庁舎検討委員会について
昨年7月から、市民等の皆さんで構成する「みんなの庁舎検討委員会」で市庁舎の望ましいあり方について、話し合いを重ねています。
今年度中には、委員会の検討結果を提言いただく予定で、この提言をもとに議会の皆様へ報告し、協議を行いたいと考えています。
◇秋田内陸縦貫鉄道のダイヤ改正について
秋田内陸縦貫鉄道は、依然として厳しい経営が続いていますが、3月12日、開業以来の大幅なダイヤ改正を実施することになりました。
これは、今春の北秋田市内4高校の1校統合に伴う輸送ニーズの変化に応じ、仙北市管内では1往復相当、北秋田市管内では2往復相当の減便を行うもので、これにより経営の効率化を図るものです。
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