ABS秋田放送「えび☆ステ」今週の一言、特集は秋の味覚でした。で、思い出したのが石塚左玄さん。明治の医学・薬学者で四季の食事を意味づけた先駆者です。食育の父と言われて…。
左玄先生は四季折々、食べたいものは食べたほうが良いと言っています。それは頭脳の指令ではなく身体が要求していることだから…、と。しかもできるだけ近くで採れたもの、そして遠いもの(遺伝子的に共通しないもの)、動物だったら植物を食べる、そんな理解です。これを左玄先生は身土不二と言いました。土と身体は離れられない関係なんだそうで、故郷の作物があなたに一番やさしい生命力だと、著書「食物養生法」で記しています。
春は冬の老廃物を解毒する苦い食べ物(山菜など)、夏は疲労回復と食欲増進の酸っぱい食べ物、秋は冬を生き延びるエネルギーを蓄積できる食物、冬は味の濃いもの・油っぽいもので身体を温めて…、そんなことが細やかに書かれています。人間も動物ですから…。
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