連休初日の昨日、仙北市内では各地で多くの行事が開催されました。中でも「美しき桜・心の物語~語り部会」が印象的でした。物語は瀬戸内寂聴さんの“しだれ桜”、語り部は平野啓子さん(元NHKニュースキャスター)です。
東日本大震災後、東北に八十八ケ所の桜の札所を設定し、交流人口の増加で震災復興を後方支援しようというのが狙い。主催しているのは東北・夢の桜街道推進協議会で、今回は秋田県信用金庫協会と仙北市も共催しています。
ところで仙北市内には、第七十番札所(武家屋敷シダレザクラ)と第七十一番札所(桧木内堤ソメイヨシノ)があります。同協議会では例年、札所近辺の会場で語り部会を開催していて、今回で5回目の会場に樺細工伝承館を選定いただき、開催にこぎ着けることができました。
平野啓子さんが、静かに、それでいて抒情たっぷりと、満員のお客様に語りかけます。“しだれ桜”が持つ妖艶さや人生の偶然、もしかしたら必然…。味わい深い舞台でした。
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