館内には、水槽生体展示やクニマスシアター、西湖の自然学習コーナーなどがあります。成魚(5年魚)や幼魚(1~3年魚)の泳ぐ姿が、常設展示でみられる世界初の施設です。
中坊教授は式典後の講演会で、「まず西湖でクニマスを保全すること。そのためにもヒメマス放流は続ける必要があります。ヒメマスが常に何倍も湖にいることが、クニマスの乱獲を防ぐ効果的な手法です。田沢湖では水力発電を継続し、下流域に水源としての役割を果たし、その上でクニマスが住むことのできる水質改善を行う、この3つの条件を叶える方法を探ることです。決して往時まで時計の針を戻そうとしてはいけません。そしてクニマス展示館、それから今後に建設が始まる田沢湖クニマス未来館が、常に情報を共有し協力し合う会議を設立して欲しいと思います。クニマス研究が目指す姿は、完全養殖の実現です。そしてそれは必ず実現すると思います」と話しました。
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