2016年10月14日金曜日

健康と温泉フォーラム2016in北杜市で

 健康と温泉フォーラム2016in北杜市に出席しています。昨年は仙北市開催でしたが、今年は山梨県北杜市の増冨温泉が会場です。ラジウム系温泉の仲間としてシンポジウムにも参加し、仙北市のヘルスケアツーリズムを紹介しました。

    同フォーラムは、今年で設立30年と言う権威ある団体です。環境省や厚生労働省から担当者が出席し、濃密な情報交換もばっちりでした。解剖学者で執筆家の養老孟さんの講演も素敵でした。懇談会ではTVキャスターでガイア・イニシアティブの野中ともよ代表、日本温泉療法医学会の猪熊茂子会長とご一緒し、楽しいお話をたくさんいただきました。

 さて、その養老孟司さんの講演で心に残った言葉を幾つか紹介します。
~現代はデジタル社会です。このデジタルの特徴は、寸分違わぬモノを大量に生産できることです。コピーです。この意識が日常社会で一般化していることが、私は様々な問題や悩みの根源になっていると考えています。人は毎日変化しますが、社会は変わらない、変わって欲しくない…。必ず明日は来ると思っているでしょう。でもその時に生きているかと言ったら、それは分からないのです。人間は誰一人同じ人はいません。それは当たり前なのに、身の回りは、コピーを信じて同じものを持って安心しているのが現代です。おかしいでしょ。違って当たり前と言う本質を忘れているから、本当に生き難い時代になっていて、そこに苦悩の根源があると私は思っています。ですから温泉にでも入って、もっとゆっくりとじっくりと、生きてみることをお勧めしたいと思います。~

 う~ん、深い。

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