2016年10月25日火曜日

福島県相馬市で東北市長会

 福島県相馬市で東北市長会(写真中央は会長の奥山恵美子・仙台市長)。私は全国市長会の理事なので、午前の役員会から出席しました。ところで市長会は地方6団体の一つです。政府に対し制度改正や財源調達の要望などを行っています。

 今回は特別決議として、東日本大震災からの復興、東京電力の原子力発電所事故への対応、今年の台風10号の災害などを採択しました。また各県から持ち込んだ要望などを全案採択しました。これらは日常的に行政を運営している中で、「おかしいなア」とか、「現実的ではないよなア」とか、現場対応をしていて制度不備を感じる広範な内容です。

 例えば公立学校の耐震事業では交付金の嵩上げを提案し、実工事費と補助単価のかい離を解消したいことや、大規模な災害に備え、緊急防災・減災事業債に避難場所となる学校や市役所庁舎の新増築も事業対象としたいこと、国庫補助金を充てた建設物などの転用の柔軟な対応をお願いしたいこと、地域医療の維持について国がしっかりと財源対応をして欲しいこと、地域包括ケアシステムの構築に必要な介護人材確保やICT化への支援の拡充、国保財政へのさらなる財政支援、保育所整備事業の拡大、6次産業化政策の重点化、放課後児童クラブの運営支援の見直し…、などなど多様です。本当に地方創生を叶えるには、地方財政(国家財政)は困窮し過ぎています。

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