2016年10月15日土曜日

耕作放棄地を集約し巨大なトマトプラント

 温泉フォーラムのついでに、有名な明野菜園を視察しています。ここは農業生産法人(有限会社アグリマインド)が運営する巨大なトマトプラントです。収穫のトマトは全量をカゴメが買い取り、生食用として全国に流通しています。

 アグリマインドの藤巻公吏社長(写真34歳)は、「栽培を始めて2年。経営は軌道に乗っています。通常時は社員60人体制ですが、収穫時期によっては80人に増やします。でも人手の確保が大変です」とのこと。この点について行政の方にお伺いすると、「明野地区は昭和20年代まで養蚕地として栄えていましたが、これがダメになり、広大な耕作放棄地が出現しました。それが近年、大手企業の農業分野の進出先として着目され、既に20社以上の進出があります。これに伴い人手不足が深刻化しています」と話してくれました。

 つまり、人手不足になるほど農業分野への企業参入に成功したということです。その要因を尋ねると、公益財団法人・北杜市農業振興公社が大きな役割を果たしているようです。同公社は耕作放棄地を丁寧に拾い集め、集約化し、塊となった農地の高度利用と担い手確保事業を主な事業としています。参入したい企業に窓口も開いています。国の農地中間管理機構が誕生する10年も前から、国よりも実践的な取り組みを行っていました。
 仙北市の耕作放棄地解消対策に大きなヒントです。

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