2010年7月15日木曜日

さくらサミットinよしの③


 吉野山を歩いていて聞こえてきた参加自治体職員の会話。「合併後、首長の価値観で観光戦略は変わるんだよなあ。桜が観光という狭義の素材にオサマルものではないけど、守るべき財産と言う認識があるかないか。変に合併した旧市町村を意識してしまって、その心持ちがサミットの参加状況にも影響しているように思えて…」。

 そこで思い出したこと。数日前、ホテルタザワで開催された全県グラウンドゴルフ大会。自分は参加者を前に「ようこそ仙北市にお越しくださいました」とあいさつ。来賓として開会式に来ていたTさんは「ようこそ自然溢れる田沢湖へ」。続いてKさんは「競技が終わったら角館にもお立ち寄りを」。ご想像の通り、Tさんは旧田沢湖町出身で、Kさんは旧角館町。

 もしかしたら、これまでの5年間、必要以上に旧町村を意識し過ぎて、その行き過ぎた“配慮”が逆に一体感の醸成を阻害していたのではないかと。今、こんなあいさつが言い合えるようになったのは、旧町村の垣根が着実に崩れ、意識せずに地域の誇りを口にできる環境が育っている証拠じゃないかと。

 仙北市、やっぱりイイです。

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