2010年7月29日木曜日

手作り電気自動車


 セラフを後にして、急いで墨田区八広へ。ここに第2の訪問先、株式会社浜野製作所があります。お出迎えくださったのは代表取締役の浜野慶一さん。浜野さんは本職以外で「次世代モビリティコンソーシアム」の副会長をつとめ、墨田区と一緒に電気自動車の開発を行っています。以下、浜野さんのお話。

「墨田区は人口約25万人。今、話題になっている東京スカイツリーが2012年に完成します。電通の試算などは、墨田区に観光客が年間2000万人訪れると言っています。昔からの下町で路地も多く、文豪の住家跡などが散在していて、見所も結構あるんですが、残念ながらアクセスが良くありません。昭和を感じることのできるこの町巡りには、タウンモービルが必要でした。そこで早稲田大学の理工学部と連携して1人乗りの電気自動車を製作しました。もちろん、浜松のスズキや群馬の富士重工など、大手の自動車会社はありませんから、全てが手探りです。でも機会いじりが好きなオジサンや若者などが集まってね…。何とかなるもんです。明日、2号機(写真)を市に納品します。これは公道も走れます。1回充電すると、約100キロ走ることができます」。

 バッテリーはリチウムイオン電池、後輪2輪を直接ドライブするモーターが2個付いていました。いいですねえ。これ仙北市でも車好きが集まれば作れるような気がしますね。例えば体が不自由な方にも、安心して武家屋敷や桜を見ていただくために、バッテリーカーが備えてあったり、駒ケ岳の環境保全に電気バスがあったり…。ウ~ン、いいですねえ。

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