2019年5月28日火曜日

環境を考えるフォーラム



 ライオンズクラブ国際協会332-F地区の主催で、環境フォーラムが開催されました。会場は田沢湖クニマス未来館です。パネル討論は熊谷章・同環境保全委員長を進行役に、高橋修・県生活環境部長、大竹敦・未来館館長、私の3人が参加しました。


 フォーラムの趣旨は、「地球温暖化など環境悪化の傾向は確実に増加しています。その深刻さから国連が主体となり地球規模で対策をスタートし、COP21やSDGsはその具体策の一端です。今回、世界的に注目を集める田沢湖クニマス未来館で、環境問題を議論し多くの取り組みの始まりにしましょう」と言うもの。私は「仙北市のSDGsは田沢湖の再生を強く意識しています。そもそも未来館は観光施設ではありません。ここでクニマスの生体を見て、失ってしまった環境を取り返すことの困難さ、だけれど諦めない思いを忘れないための施設です。世界中から環境再生の知見を受信し、新たな取り組みを発信する研究施設です。将来のいつか、“あのフォーラムが起点になって田沢湖再生が本格化した”と言ってもらえるよう、この後も皆さんのご支援をお願いします」とお話ししました。


 皆さんからは、「玉川温泉の導水を止めることが先決」とか、「別の河川から水を引くことは検討できないか」とか、「酸性に強い魚の遺伝子をクニマスに組み込む研究を進めてはどうか」とか、本当に熱心な議論がたくさんでした。ありがとうございました。

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