袖野・小白川いきいきサロンで勉強会。テーマは「伝えたい故郷のお話し」です。地域には忘れられた物語が幾つもあります。洪水から田畑を守るため、人柱になったお小夜さんも…。
今から400年以上も前のことです。毎年のように大雨で大野堰の堤防が決壊し、収穫直前の作物は何年も全滅が続きます。農民は神仏にすがるしかありませんでした。そこに大日如来が現れ、「三歳の牝牛と妙齢の巫女を生贄として龍神に捧げなさい」との神託。これを受け小白川の長兵衛と言う家にいた巫女のお小夜さんが、意を決して人柱になります。とても美しい人だったと伝わっています。
胡麻の油で髪を整え、麻の糸で結い、牝牛の背中に乗って旅立ったお小夜さん。以来、この地域ではお小夜さんを偲び、胡麻や麻の栽培をしないなど7つの禁断を守ったそうです。それは今も…。
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