2024年2月18日日曜日

地域医療の新しい形


 AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。今日は市川晋一さん(仙北市西明寺診療所所長・写真右)と、地域医療の新しい形について考えました。仙北市で運用が始まった医信電診丸は…。

 最先端のデジタル医療機器を搭載した移動診療車です。看護師さんが乗り込んで患者宅に向かい、医師は送られてくる画像や身体データで、どこにいても診療が可能です。市ではこの医療MaaS(マース)車両を使って、交通弱者や高齢者にも安定的に医療を提供したいと話しています。医師不足・医師偏在をデジタル技術で改善できるかも…、と全国が注目しています。でも、どこでも可能と言う訳にはいきません。通信環境など一定の社会資本があること、何より地域医療に熱心な医師やスタッフがいること、これら条件は不可欠です。市川先生は若い頃から農村医療に熱心で、在宅医療(訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ)や看取りを行ってきました。地域と医師の信頼関係こそ医療を守る大きな力です。また湯沢市では、若い看護師さんたちが訪問看護事業所を立ち上げました。湯沢・雄勝地域では初めての事業所です。高橋真美代表は、「24時間対応で愛を込めた看護を実践したい」と話しています。大丈夫!、皆さんの頑張りで、地域の元気や安心感は格段に増します。

 一方で患者側の住民は、医師や看護師に頼りっぱなしの意識を転換すること。使命感で頑張る医療関係者を疲弊させない、配慮と協力・応援が必要だと感じました。

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