2024年2月4日日曜日

短編映画祭の誕生で…


 今日、仙北市に短編映画祭が誕生しました。台湾から映像制作団体を招致(応募総数28団体から選考して2組)し、仙北市内で撮影した短編映画を上映し評価する国際映画祭です。

 短編映画祭は国内でも幾つかあって、代表的なイベントは札幌国際短編映画祭(北海道)、仙台短編映画祭(宮城県)、ショートショートフィルムフェスティバル(東京都)など。でも仙北市のように制作クルーを海外から募集招致し、市内の農家民宿に滞在しながら撮影や編集を行う…、こんな映画祭は稀有です。仙北市でなければ実現できなかったプランかも知れません。ところで第1回を競い合った2組は、movietaku(4人チーム)と日台鍋物交流会(5人チーム)。審査の結果、最優秀賞は日台鍋物交流会の「冬はやっぱりお鍋!雪国仙北へ行くぞう!」に輝きました。この後はmovietakuチームの作品とあわせ、2本の短編映画は国内外でPRツールとして活用するそうです。

 映画祭の企画・開催に奔走した黄敏さん(市国際交流員)は、台湾の大学で映画制作を勉強後、日本への留学などを経て仙北市に着任し5年目を迎えました。最近はテレビのニュース番組でも解説者として活躍しています。以前から映画祭を開催したいと話していた彼女の夢は、今日、仙北・秋田と台湾の新たな架け橋になりました。映像作家をはじめ、台湾の若いアーティストが秋田を日本の創作活動の拠点に選んでくれたら素敵です。

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