北秋田市阿仁在住の大穂耕一郎さんを訪ねました。大穂さんが始めた移住者支援はシンプルで効果的です。
大穂さん自身、11年前に東京から移住してきました。現在は旅行業や物産開発・販売などを手がける「くまのたいら企画」の代表です。大穂さんにお話しを聞くと、「移住希望者は相当います。でも地元で要望に応える人や物件の準備がありません。あらかじめ空き家は用意しておく必要がありますが、移住者は空き家をすぐに取得することには慎重です。地域に馴染めるのか、家族の今後の動向等、不確定要素がいっぱいだからです。そこで先ず私が、移住者に代わって地元の優良物件を取得し、あれこれ移住者の相談を聞きながら移住をサポートすることにしました。先月に取得した物件はもう住人が決まりましたよ」と。
空き家があっても権利関係の整理やリフォームが必要だったり、何より移住者を迎え入れたい家主さんでなければ、空き家は再生どころか朽ち果てるばかりです。私たちの一社でも移住者支援は定款事業ですが、大穂さんが始めた移住者支援は、地域で信頼されている大穂さんならではの取組みでした。
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