「日本の温泉は世界に誇る文化。全国の温泉地が手を携えて世界遺産への登録運動を起こそう」と発言し、もう10年は経ったと思います。なかなか機運は盛り上がりません。以前から作家の浅田次郎さんも同じ意見をお持ちで…。
同氏は著書〝竜宮城と七夕さま〟で、その思いを次のように記しています。「私たち日本人は、長い歴史が培ってきた生活様式の多くを、今や失いつつある。畳、布団、着物、和食、饗応の精神、米飯のありがたさ、四季の移ろい、分け隔てない人間の親和性…、温泉は私たちの生活から少しずつ失われていく様々な伝統を未来に伝える、日本文化の保存装置ではないか。温泉は単なる観光資源ではない。外国人が温泉に魅了されるのは温泉が日本文化の集大成だからで、伝統という名の既成事実は、温泉においてこそ頑なに守られるべきだ。このように考えると、温泉ほど世界文化遺産にふさわしいものはない」と。
その通り!。この際、浅田さんを巻き込んじゃう作戦を考えましょう。
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