「組織をどう動かすか、部下を育てられるか、これが業績に直結します。だいたい1~2割は黙っていても良い仕事をしてくれます。残りの8~9割の社員が主体的に動くようになれば、会社はどんどん伸びていきます。そうなるために必要なものは何か…。それは野球で言えばスコアボードです。球場のスコアボードは当たり前の風景ですが、実は結果(現状)を示していているからこそ、スタンドのお客様もグラウンドのプレーヤーも、その結果を逐次把握できています。職場も同じです。今、私たちは勝っているのか、それとも負けているのかを把握できなければ、次の手は打てません。組織のリーダーはスコアボードを掲げなければいけません。そしてリーダーは組織に信頼がなければ、リーダーとしての役割は絶対に果たせません。信頼が上がれば仕事のスピードはアップし、同時にコストはダウンできるのです。アメリカで実際にあった例を1つ紹介します。ニューヨークの会社員は皆さん忙しくて、朝ごはんを露店のベーグル屋だったりサンドウィッチ屋だったりで済ませることが多いのですが、人気店は必ず列ができています。お客様が多いというのも理由ですが、たいていは釣り銭の勘定で手こずって、お客様をさばけないでいます。ところがあるお店で、その釣り銭をお客様に任せることを思いつきます。お店の最前部に釣り銭になる小銭をいっぱい入れた箱を置いて、お客様が自分で計算して、自分で釣り銭を持って行くシステムにしたのです。売り上げが2倍になったそうです。これはお店とお客様の信頼関係が、スピードアップとコストダウンを見事に実証したものとして、よく話題にあがる実例です」~などなど。
思い当たること、いっぱいあります。
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