開会のあいさつで自分は、「地方創生は市民お一人おひとりの参加意識が何よりも重要です。特に全国3地区を政令指定しての特区、仙北市も仙台市も愛知県も、市民の皆さん、また事情を行う皆さんが主役になって、地域を、また日本を引っ張る立場で。行政はガンジガラメの岩盤規制を緩和したり撤廃したりすることを一生懸命行います。その事業環境を活用して、実際に生業を興し、雇用をいただき、地域経済の活性化を叶える仕組みです。皆さんからも大いに事業アイディアをいただきたいと思います」とお話しをしました。
続いて、急きょ来場した平将明・内閣府副大臣がごあいさつで登壇しました。「仙北市はさらに活用できる資源がたくさんあります。地方創生で提案をいただいた事業、また近未来技術実証特区のドローン事業、他にもいろいろありそうです。国は積極的に地方創生に取り組む自治体は、最後までしっかりと支える覚悟です」。平副大臣の参加はサプライズです。午前のドローン飛行実験の後、その動きが流動していましたが、シンポジウムにも参加したいとのお言葉をいただき、直前に調整が叶いました。さらに小泉進次郎・内閣府政務官の登場です。平副大臣ともども、ドローン飛行実験の田沢湖スキー場から真っ直ぐ移動し、角館で昼食をとり、交流センターにお越しいただきました。仙北市民の皆さんを激励したいと、その一念だったようです。ごあいさつでは、「市民が一丸となって未来を拓く、リスクを背負い挑戦する仙北市を、国も全国の自治体も注目しています。秋田県は、仙北市は過疎化と人口減少が日本一ですが、そのピンチをチャンスと捉え、地方創生のモデルとなってください」と激励をいただきました。
シンポジウムに先立ち、特別講演が行われました。テレビで大活躍の岸博幸先生(写真左はし:慶應義塾大学大学院教授)が、「仙北市をフロントランナーに」と題して講演。一般の皆さんにも現状の日本経済をお話しいただくことができました。特に音楽業界の立て直しにも一役買っている岸先生は、AKB48を例にあげ、いかに差別化することが重要かを分かりやすく説明いただきました。
またパネルディスカッションには、俳優の中尾彬さん、女優でエッセイストの池波志乃さん、都内赤坂でイタリアンレストランを経営の金子祐二さん、国家戦略特区ワーキンググループ委員の原英史さん、自分が参加しました。どの方も仙北市を本当に愛し、ふるさとを守りながら発展させていこうとの思いでいっぱいでした。
最後に岸先生が、金子さんに国有林内での生ハム生産はいつごろから始めますがと尋ねると、来年中には…との返答があったり、また中尾彬さんと池波志乃さんご夫妻に、仙北市の観光大使を突然お願いして、ご了解をいただくなど、多くの収穫があったシンポジウムでした。出演をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
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