2015年6月3日水曜日

6月定例市議会の市政報告③

【市民福祉部】
◇国民健康保険事業について
 国民健康保険事業は、平成23年策定の「仙北市国民健康保険事業運営安定化計画」に基づき、財政の健全化を進めています。国保税は資産割を所得割へ移行する賦課方式の変更を、平成25年度から段階的に実施してきました。3年目となる平成27年度は資産割を廃止して応能割を所得割に一本化し、課税方式を3方式とします。国保税の税率改正は市内経済状況や米価下落の影響を考慮しながら、加入者の税負担増加を招かないよう、現時点の試算で一人当たりの課税額が平成26年度とほぼ同額となるよう配慮します。税率の改正案は、5月27日「仙北市国民健康保険運営協議会」で承認をいただきました。これにより国民健康保険税条例の一部を改正する条例を本定例会に提案しています。

◇子ども・子育て支援事業計画に基づく取り組みについて
 今年度から子ども・子育て支援新制度が本格的にスタートし、これにあわせ策定した平成27年度から5年間の子ども・子育て支援事業計画に基づいて、様々な施策を総合的・一体的に進めます。また今年度から「だしのこ園」「神代こども園」が認定子ども園としてスタートしていますが、今後は「にこにこ保育園」「ひのきない保育園」についても、認定子ども園への移行を予定しています。県から2年間のサポートを受け、就学前児童に対する質の高い教育と保育を一体的に提供できる施設となるよう準備を進めます。

◇市立保育園等の法人化について
 市立保育園・幼稚園・認定こども園の法人化については、4月から市民福祉部子育て推進課内に法人化準備室を設置し、準備に着手しています。まずは法人化の受け皿となる社会福祉法人の設立に向け、5月20日に第1回社会福祉法人設立準備委員会を開催しました。今後数回の準備委員会を経て、10月には正式に法人として認可を受け立ち上がる予定です。その後は法人が中心となり、来年4月からの認定こども園「だしのこ園」と「神代こども園」の法人化に向け、保育教諭を中心とした法人職員の採用など様々な準備作業を行う予定です。

【観光商工部】
◇プレミアム付き商品券発行について
 市内の消費喚起や、家計支援と地域商工業者の利用促進、また低所得者・子育て世帯の支援を行うため、仙北市プレミアム付き商品券を発行します。この商品券は、国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(消費喚起・生活支援型)を活用し、市からの補助金等を財源に、仙北市商工会が事業主体となって実施します。一般分は1セット1万円で1万2千円分の商品が、また非課税世帯・子育て世帯は、優遇措置として1セット5,000円で1万2千円分の商品が購入できます。両方に該当してもどちらか1セットのみの交付になります。発行部数は一般分・非課税世帯支援分・子育て支援分合わせて23,400セットを計画しています。発券は一般分が7月11日、非課税世帯支援分・子育て支援分は6月27日に先行販売の予定で、平成28年1月10日までの使用期間を予定しています。
※写真はだしのこ園の入園式

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