4月から一般社団法人としてスタートした、田沢湖・角館観光連盟の総代会が開催されました。佐藤和志会長(写真)はあいさつで、「それぞれの地域の強みを発揮し、連携して仙北市の観光振興に取り組みながら、この連盟が秋田県の観光を牽引する役割をしっかりと果たさなければいけない」と話しました。
自分はあいさつで8つの報告をしました。それらを簡単に紹介します。
1.カラ吹き源泉作業事故の現状
3月に起こったカラ吹き源泉での作業事故は、現在事故調査委員会を開催中で、本日も議会の産業建設常任委員会の皆様が、事故現場の検証を行っています。引湯施設の改善も必要で、事務的な精査が終わり次第、補正予算で対応したいと考えている。
2.観光連盟との協力体制について
市民の皆様から、観光振興・地域ブランドの確立など、多くの提案をいただいている。もとより観光連盟と市は一体の取り組みを行う必要があり、連盟事務局への人的支援、また恒常的な財源支援策などを検討している。
3.無料温泉入浴券・プレミアム付き商品券
無料温泉入浴券は7月1日号の広報に差し込んで配布、プレミアム付き商品券は7月11日からの発売を予定している。最大活用をお願いしたい。
4.ふるさと納税ふるさと便について
5月1日から新たな仕組みで試験運用している。昨日現在で納税申し込みが約500件、金額で約700万円を上回る状況。7月1日からの本格運用に向け、皆様から返礼品の造成について格段のご協力をお願いする。
5.6月定例議会での議論について
市議会6月定例会が開会中。その中で、桧木内堤のサクラ・武家屋敷の垂れザクラはもちろん、市内各地のサクラにもしっかりと手入れが必要で、予算の拡充や組織の見直しをしたいと市議会で答弁した。市役所だけの取り組みには限界も現実としてあることから、観光協会・観光連盟を中心に組織づくりに取りかかっていただき、来シーズンを迎えることができればと考えている。
6.地方創生特区と近未来技術実証特区について
地方創生特区の仕組みの説明や、事業者の掘り起こしを市内で進めたいと思っている。例えば農地法の緩和では、農業生産法人の設立要件が緩やかになり、法人で農地を取得して、提供したい農産物を皆様自身が生産することもできる。古民家を取得し小さなホテルを始める際には税法上の優遇措置があるなど、まだまだいろいろメニューがある。そんな情報提供も、「まちづくり懇談会」などでお伝えしたい。市全体の地方創生フォーラムは、7月19日を予定している。
地方創生特区制度は、これまでの構造改革特区、総合特区、国家戦略特区など、あらゆる特区法のメニューを全て利用することができるし、さらに規制緩和の要望も常時行うことができる。今、情報収集を行っているものに「外国人による地域限定の通訳案内士」の養成事業、免税店の規制緩和などがある。皆様からもどんどんアイデイアをいただきたい。
7.湯治に関する医療費控除制度の拡大等について
これまでは、秋田県内では秋田市のユフォーレしか対象施設がなかったが、この状況を改善したい。医療費控除ができる施設の要件緩和について、先日、塩崎厚生労働大臣に要望書を提出してきた。また湯治が医療行為と認めていただけるよう、そして公的医療保険の適用ができるよう研究を進めている。各団体との連携の中で、日本の湯治文化をユネスコの世界文化遺産に登録しようという動きを察知している。田沢湖・角館観光連盟は運動の中心団体として行動を起こすべきではないかと考えている。
8.市行事の観光利用について
仙北市は今年9月に市政10周年を迎える。各種行事が多数行われる予定だが、観光連盟の皆様には、どうかその日時や内容の情報を早くに入手されて、誘客活動に利用して欲しい。何人でもないかも知れないが、そんな小さな積み重ねが将来きっと生きてくると思う。
ごあいさつの場面で、多弁は失礼と知りながら…。お話しさせていただきました。
ゴメンナサイ!。
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