映画の中で、主人公役のジョージ・クルーニーが「二匹のオオカミ」の逸話を例に話していました。以前から気になっていたアメリカ民話ですが、原形を調べると下記のような深い内容のお話だったことを初めて知りました。素晴らしい教訓なので皆さんにご紹介します。
〜チェロキー族のお話し〜
「よいかな、人間の心の中には、オオカミが二匹住み着いている。その二匹のオオカミが、私の中で常に悲惨な戦いを繰り広げている。一匹は、悪いオオカミだ。それは恐れであり、怒りであり、ねたみであり、嘆きであり、後悔であり、強欲であり、ごう慢であり、自己憐憫であり、あやまちであり、敵意であり、劣等感であり、嘘であり、うぬぼれであり、自尊心であり、競争心であり、優越感であり、そしてエゴだ。
もう一匹の方は、よいオオカミで、それは、喜びであり、平和であり、愛であり、希望であり、分けあいであり、おだやかさであり、謙遜であり、優しさであり、思いやりであり、慈悲の心であり、友情であり、共感であり、寛大で広い心であり、真理であり、哀れみであり、そして信頼だ。
私の中でこの二匹のオオカミが絶えず争いあっているように、おまえたちの中でも同じ闘いが起きているんだ。そして、それは全ての人たちの心の中でも起こっていることなんだ」
孫たちはしばし黙ったまま、その言葉の意味を考えていた。やがて子供の一人が曾祖父に尋ねた。
「で、どちらのオオカミが勝つのですか?」
曾祖父が答えた。
「それはお前が餌を与えるオオカミの方さ」
0 件のコメント:
コメントを投稿