2010年12月21日火曜日

12月定例議会・終了


 12月定例議会が終了しました。提案をさせていただいた案件は、一部を除き原案で可決いただきました。一部…、それは一般会計で補正をお願いしていた市民サポートセンターの開設費など約435千円です。この経費は議会の皆さんから減額修正案(補正しない案)が提出され、これが可決となりました。

 市民サポートセンターは、市内10ヶ所に設置を予定した行政センターです。地域運営体の支援や高齢者サポート、災害対策、保健指導、コミュニティ活動や公民館活動、各種証明書の発行など、行政の“地域前線基地”的機能を想定しています。地域職員として市役所職員が3~4名を配置して、この職員が日常的に地域の皆さんを訪ね歩き、見守りや相談業務、市の各部への取り次ぎをを行う構想でした。

 議員の皆さんからは、「理念は理解できるが、進め方に問題がある。現在の組織で住民サービスは不可能なのか、集落対策は他にもあるのではないか」などのご意見をいただきました。

 自分は議会の閉会あいさつで、「特に高齢者支援・防災・集落の存続など、その対応は待った無しの状況。この現状に対する危機意識を議員の皆様と共有できなかったことは誠に残念。市民サポートセンターと地域運営体は不可分な構成であることは、当初からご説明を申し上げてきた通り。今回の議決により、地域運営体が機能不全とならないよう対応を急ぐ。再度、ご指摘をいただいた事項を見直し、市民サポートセンター像、また現在の3庁舎体制から機能の一体型庁舎への移行の道筋、さらには市民分権の基本条例案など、ご協議いただく機会をいただければと考えている」と、お話しをさせてもらいました。

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