2010年12月5日日曜日

茶谷十六さん


 写真は劇団わらび座の民俗芸術研究所理事長の茶谷十六さんと奥さん。11月2日に行われた「秋田県文化功労者表彰」受賞者として、田口勝一郎さん(秋田県歴研協顧問)を代表発起人に開催された祝う会(温泉ゆぽぽ)での一場面。

 茶谷さんは、昭和44年からわらび座に参加。それまで石川県で高校教師をされていた方。祝う会では「それがわらび座に入って、芸能史・民衆文化史の研究をすると言ったら、長男から勘当されて…」とあいさつ。さらに「表彰をいただいて、やっと秋田県人になれた気がします。これからは自分でなければできない仕事を大切に勤め上げたいと思います」とも。自分はあいさつは苦手です。「歴史を紐解く作業が、茶谷さんと出会うまではカビ臭いものだと思っていました。でも茶谷さんの仕事から、様々な史書が生まれたり、よろけ養安と言うミュージカルが生まれたりするのを見ると、歴史研究と言うのは、クリエイターなんだと思い直すことができました」と言うのがやっと。
 多くの皆さんが、韓国との関係に大きな功績を残されたことをお話ししていました。お酒を飲んで歌を歌って、そんな茶谷さんの飾らないお人柄を慕っていました。これからもご活躍をご祈念します。

2 件のコメント:

  1. 2016年11月5日、潟上市のグリーサムガーデンで、茶谷十六さんの講演(南部三閑一揆から受け継ぐものは何か。~東日本大震災を超えて~)を受講しました。
    薀蓄の深さ、勉強になりました。わらび座に入り、当時はなにもなく、朝起きたら布団の上が雪だった・・・と。
    16時30分からの秋田グリーサムの杜でのパーティで意気投合。
    茶谷さんと私の間に、谷々兼慶(ややかねとし、衆議院議員今野智博氏の顧問)さんが座られ、わらび座上演のリキノスケの話に・・
    私、石川理紀之助の研究家と自己紹介。石川翁の先覚に四人の老農がいる。湯沢の高橋正作と糸井茂助、大館の岩澤太治兵衛の墓と碑は調査済み。
    秋田の長谷川謙造を調査、桜団地の共同墓地を数度調査したが探し出せない、長谷川謙造が寺の本堂を建立した寺を訪問したが時代が変り、手掛かりなし。
    そう言ったところ、谷々兼慶さんが【私、長谷川謙造の子孫です】と。ビックリしました。
    石川翁研究支援者で、パーティ主催者の【秋田グリーサム倶楽部 佐々木吉和理事長】にそのことを話ししたら、ビックリ。
    世の中って、こんなことあるんですね・・・石川理紀之助翁研究家 小林忠通

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  2. Judy-co Kosukegawa2023年12月24日 12:54

    只今拝読しました。
    なんと、まぁ、世の中は本当に狭いモンですネ。

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