2021年12月7日火曜日

佐竹家と八郎太郎


 Zoomで太郎ウォークをふり返る会。天野荘平さん(八郎太郎研究者・NPOはちろうプロジェクト)の解説で、佐竹家と八郎太郎の関係がうっすら見えてきました。

 太郎がたつこの住む田沢湖で冬を過ごすには、八郎湖から130キロの移動が必要でした。現在に伝わる太郎の宿は15軒、私は今回の太郎ウォークで11軒を訪ね、皆さんから代々伝わる太郎のお話をお聞きしました。伝説の太郎と実在する宿の家系…、とても不思議な感じがします。この点について、天野さんは次のように解説してくれました。「太郎の宿の多くは、佐竹家が久保田に入城した後、家を興し各地の肝煎などを務めています。佐竹家に縁のある実力者だったと推察できます。太郎は伝説の人物ですが、この時代の太郎は佐竹家と深い関係があったように感じます」と。

 十和田湖を造った太郎は伝説でも、江戸時代、各地を歩いた太郎は実在の人物なのでは…。
※Zoom会議(はちろうプロジェクト主催)にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。また会場を提供してくれた角館ゲストハウス・シューさん、ありがとうございました。

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