2019年8月30日金曜日
温泉の安全対策に先端技術
今日は、世界的なIT企業・アステリア株式会社から平野洋一郎社長(写真)をお迎えし、温泉の有毒ガス検知アプリを開発する実証実験がスタートしました。
2015年、仙北市ではカラ吹き源泉事故(火山性ガスによる作業中の死亡事故)が起こりました。多くの皆さんのご協力で安全対策を強化し、これまで、源泉の切り替え工事や作業マニュアルの策定と実施などを進めました。今回は、事業締結をしているアステリア株式会社の技術提供で、温泉施設(今回は杉谷地分湯槽)内のガス濃度を計測するIotセンサーを設置、ここからデータを遠隔地に送信するシステムと、これを運用するアプリの実証実験がスタートしました。私は「実験でシステムの優位性が実証できれば、さらに仙北市温泉事業の安全性を高めることができます。今後はガス検知に加え、湯の温度や量も検知できるよう検討ください」とお願いしました。
アステリア株式会社は、春には角館で人力車の運行状況を確認できるアプリを開発し話題になりました。仙北市とのお付き合いは、3年前から始まった桜の保全活動がご縁です。市民課題の改善に、「私たちは仙北市の地方創生を全力で応援します」と平野社長。本当にありがとうございます。
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