2019年8月25日日曜日

木は朽ちる美と再生の象徴…


 角館・木匠塾サマースクールの開塾式。板垣直行・秋田県立大学教授(写真)、また同大学や八戸工業大学の学生に歓迎と感謝の思いをお伝えしました。そして木は朽ちる美と再生の象徴だと…。

 木匠塾は、木と建築を通じて学生と地域が交流する創作プログラムです。角館出身の渡辺豊和さん(建築家:県内では秋田市立体育館や西長野小学校など)のご協力をいただき、平成10年にスタート。これまで京都造形芸術大学や東北大学、日本大学など多くの建築・デザイン系の学部が参加し、作品製作や補修を行っています。花葉館前のバス停、グラウンドゴルフ場のモニュメント、ベンチ、表彰台などは全て木匠塾の作品です。私は開塾式で「仙北市はSDGsの国連決議を導入し、持続可能なまちづくりに挑戦中です。また多くの資源に恵まれていて森林資源もその1つです。これを如何に活用するかが課題です。木は加工しやすい反面、腐ってしまう欠点があると言われます。でも朽ち果てることは本当に欠点でしょうか。朽ち果てるからこそ再生が出来る、そう考えたら、再生の象徴になるのではないでしょうか」と。

 2つの大学から参加の総勢70名の皆さん、これから1週間かけて良い作品を作り上げてください。そして作品が活用される様子も、また朽ち果てる様子もご覧いただきたいと思います。長いお付き合いをお願いします。

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