2015年10月29日木曜日

ジャスティン・トール領事と懇談

写真は在日(札幌)米国総領事館のジャスティン・トール領事です。仙北市の国家戦略特区・地方創生特区や、女性の働き方の実態ヒアリングで田沢湖庁舎に見えられました。領事はカリフォルニア出身でバージニア大学を卒業後、米国空軍のパイロットだったそうです。国務省には様々なキャリアの方々がいて、「多様性を重んじる」米国社会の幅を感じた懇談でした。

 日本政府が取り組む特区(規制緩和)に関心があるとのこと。特に大都市圏ではない仙北市で、先進的な規制改革の提案を続ける要因を知りたいとの思いがあったようです。温泉と医療の連携については、最近になり米国内でも西洋医学だけではなく、鍼・灸・指圧・整体など、体内の治癒力を高める処方に着目する医療関係者が出てきて、温泉活用も重要な視点ではないかとの感想をいただきました。またドローンについては、領事から「研究者や企業が仙北市に集まれば良いですね」とのお話しがあり、「ぜひ米国の皆様にもお声かけをください」とお願いしました。

 女性の働き方については、国が新たな法律をつくり、行動計画の策定を求められている現状をお話ししました。また仙北市役所の場合は、26パーセントの方が女性管理職ですが、男性職員も含め、まだまだ有給休暇や育児休暇を取りにくい環境にあること、その意識改革を進めないと、子育て環境の改善にならないことをお伝えしました。

 領事は、空軍に所属していて家族との時間を十分にとれなかった過去を反省し、領事に転身したとのこと。人生は家族と楽しむためにあると、そう言っていました。

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