27日9時、朝一番にオリックス農業(株)の養父レタス工場を視察。すごい。ここは平成18年に児童数の減少で廃校となった南谷小学校の体育館が植物工場(レタス栽培)になっていました。市は平成25年9月に同社と協定を結び、翌26年OAファーム(株)が設立、現在は日産3000株を生産する安定経営に成功しています。
工場長の吉田宏樹さんは、「体育館を活用し、11列8段の多段方式で高収穫量を確保しています。無農薬栽培で日産3000株の生産量です。自然の昼夜を逆転させて、深夜電力で栽培しているので省エネ経営も実現しています。雇用は地域で20人。女性が多く手際が良くて本当に助かっています」と話していました。
BIGLABO(おおやアート村)も視察をさせていただきました。ここは作家の皆さんの共同制作工房で、県立高校の分校を活用しています。木彫展示館も素晴らしい空間でした。この辺りのお話は後で別に触れたいと思います。
お昼前、能座地区に移動。地区の皆さんと三田市の民間企業などが設立した株式会社Amnak(アムナック)を視察。この3月から2.7ヘクタール(うち休耕田は2.6ヘクタール)を活用し、酒米づくりを始めた皆さんです。代表の藤田彰さんは、「最初は本当に米づくりができるかどうか不安もありました。能座の皆さんの協力がなければできなかった取り組みです。休耕田を耕している中、町部から1家族が能座に転入するなど、新たな現象が起こっています。仕込んだ酒は海外にも輸出しようかと夢を膨らませています」と話してくれました。
※左から2人目が社長の藤田さん、右は能座地区の役員の皆さんです。一番左側は魁角館支局長の猪俣さん。
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