2015年10月2日金曜日

第1回角館のお祭り安全対策委員会

昨日は夕方から「角館のお祭り安全対策委員会」の初会合でした。安全対策委員会は、9月9日の死亡事故発生で、お祭り全体の安全性向上を目的に設置を提案したものです。9月15日のお祭り全体会議反省会でお話をあげ(当時は事故対策委員会と仮称していました)、9月25日の事前打ち合わせで委員の選任事務を行い、9月29日の実行委員会で了解をいただき、昨日を迎えました。

 安全対策委員会は、来年1月を目処に協議をまとめ、お祭り実行委員会実行委員長(市長)に報告をします。実行委員長は、その内容を実行委員会や実行委員会に参加する団体、お祭りに関係する皆さんに周知し、市民や県民、広く全国に対策強化の取り組みを紹介します。

 初会合では、安全対策委員会の委員長に一般社団法人角館観光協会の後藤悦朗副会長、また副委員長に角館祭禮張番協議会の加賀谷一男会長を選任しました。
 協議では、多くの大切な発言がありました。
・各丁内の安全対策の現状がどうなっているか、先ず確認が必要。
・張番と曳山の関係をハッキリしないと事故は再発しかねない。
・お祭りは自己責任だ。
・観光客が事故に巻き込まれても自己責任か。
・この委員会の協議自体を後世に残せるものにしたい。
・ルールづくりは何としても必要。
・ハードだけでなくソフト面(安全講習会・歴史学習会)の開催が必要。
・平成8年にも際どい事故があったが何の対応もしてこなかった。
・曳山責任者会議は事故後に協議を行ってきたので、その蓄積を活かして欲しい。
・曳山責任者会議から事故当該丁内の片方は脱退している。
・曳山責任者会議での安全運行計画を次の議論の基本としたい。
 などなどです。

 次回は、曳山責任者会議で議論された安全運行計画を持ち寄って協議することにしました。8時過ぎまで会議は続きましたが、その間、皆さん真剣な協議があって、本当に頼もしく思いました。お祭りを守りたい、しっかりと時代に継承したいとの気持ちが、ビンビン伝わってきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿