2011年12月1日木曜日

市政報告①「所得税還付等調査」


 市議会12月定例会がスタートしました。本会議冒頭で行った市長の市政報告を順にお知らせします。

 はじめに、所得税還付等調査についてです。
 所得税還付等調査委員会では、11月25日に第9回の委員会を開催し、所得税還付等調査局が作成した最終報告書案について検討し、これを了承しました。また、11月28日に開催された第5回所得税還付等調査市民検証委員会においては、この最終報告書の内容について、その調査方法やそこから導き出された結論、今後の対策などについて、その妥当性を検証していただき、妥当であるとの結論をいただきました。これを受け、追加調査項目となった軽自動車税の調定乖離・固定資産税の調定乖離等を除き、調査業務が終局したと判断し、昨日、秋田県知事、秋田県議会議長、総務企画常任委員会委員長、決算特別委員会委員長、代表監査委員などの皆様を訪ね、県及び県民の皆様に大変なご迷惑をおかけしていることを陳謝しました。説明は所得税還付等調査委員会調査報告書概要版に基づいて行いました。帰庁後には調査委員会・市民検証委員会の両委員会より正式に報告書を提出いただき、本日、皆様のお手元に配布をさせていただきました。
 職員34名から事情聴取しましたが、本事案に関係すると思われる職員からは積極的な証言を得ることができず、各種データの突合による事実を突きつけなければ、本当のところを話していただけないことや、次々に新たな事案が出てきたこともあり、半年を目途に調査を終了するという当初の予定を大幅に超過し、今に至ったことについて、深くお詫び申し上げます。

 今回の一連の事案は、組織ぐるみで行われていたものと判断されます。実行者はもちろんのこと、それを指示した、あるいは指示と捉えられるような環境を作り上げた、または容認した、または放置した上司の管理監督責任は非常に重いものと言わざるを得ません。今後仙北市事故等調査委員会で審議し、厳しい処分を下したいと考えています。併せて市議会の皆様と協議して、原状回復・再発防止策など必要な対応を行いたいと思っています。

市民の皆様には、行政に対する不信感を抱かせてしまい大変申し訳ありません。一刻も早く組織体制を整え、失った信頼を取り戻すことが私の責務だと考えます。なお、当時に旧角館町の町長を務められた皆様には、両委員会から提出をいただいた報告書を持参し、ご報告をしたいと考えています。

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