2011年12月21日水曜日
議会最終日に
本日、第7回仙北市議会定例会が閉会しました。その最後の場面で議会に報告した内容をお伝えします。
●はじめに、まちづくり基本条例・仙北市基金条例についてです。
この2つの条例案については、議会よりご指摘をいただいた内容を精査し、できるだけ早期に改めてご提案をさせていただく準備を進めます。よろしくお願いをいたします。
●次に、所得税還付等調査についてです。
所得税還付等調査での所得税還付等調査委員会報告・同市民検証委員会報告を受け、調査結果の公表・報告、そしてご迷惑をおかけしたことで、関係機関への陳謝を行っていますが、国税に対する報告と陳謝を始めています。この際、佐々木所得税還付等調査局長の同行も願っていますが、佐々木所得税還付等調査局長は、今年いっぱいで仙北市職員の併任を解くことにしました。ただし調査局組織は存続させ、局長は総務部長が兼ね残務にあたってもらうことにします。
●続いて、同事案に関する職員の処分についてです。
所得税還付等の一連の事案について、本日、関係する職員の処分を行いました。処分の内容は、停職6カ月2名、停職3カ月1名、停職1カ月3名、減給10分の1、1カ月1名、戒告3名の懲戒処分のほか、訓告11名、厳重注意5名の計26名です。
処分にあたっては、調査報告書の事実関係を精査のうえ、職員事故等審査委員会において審査したところですが、顧問弁護士からも意見を伺い、最終的に判断をしました。
処分を受けた職員はもちろんのこと、全職員が一連の事案を重く受け止め、法令遵守の徹底、公務に携わる者としての真摯な姿勢を常に意識して職務に当たることを改めて確認したいと思います。
なお、合併後からご指摘が続く市職員の意識改革については、最大重要な課題の1つとの思いから、この際、本格的に取り組む機会と判断し、各課局室において直ちに取り組むことを部長等会議で指示しました。基本的な接遇から市民への対応等を検証するとともに、職域内の研修を強化します。
今回の調査事案によって生じた各種影響額については、今後、国、県等の関係機関と返還の協議を進めますが、交付金や交付税等の過大受給分については、議会の皆様のご理解のもとに、予算計上のうえ返還すべきものであると考えています。
また、不当に歳入に入らなかったものや遅延損害金等が発生するものについては、一義的には発生原因となった当事者に求めていくべきであると認識しています。額の確定作業や年度ごとの関与した職員の確認を行ったうえで、OB職員を含めて関係する職員に対して、協力を求めていきます。
一連の事案に対する私の責任の果たし方について、その一つとして自らの報酬を、現状では20%削減していますが、来年度4月から6月の3カ月分、さらに20%カットを基本ベースに、関係条例の一部改正を直近の議会にお諮りしたいと考えています。
●次に観光商工関連の報告です。
常任委員会でお話をさせていただきましたが、既定予算を財源に第4弾となる宿泊割引サービスによる集客対策で、利用希望者を12月26日から平成24年1月13日まで新規に募集し、利用可能期間を1月20日から3月27日まで実施したいと考えています。次に秋田美人100人キャンペーンについてです。今定例会初日の市政報告でお話ししていました、秋田美人100人キャンペーンで溝畑宏観光庁長官より感謝状が贈られていましたが、12月19日に贈呈式が行われ、参加された皆さん一人ひとりに私から感謝状を伝達しました。田沢湖・角館観光連盟からは、このキャンペーンにより実際に集客効果があったお話を聞いています。次に、アイリスミュージアムについてです。韓国での撮影スケジュールの関係で12月にずれ込んでいたアイリスミュージアムについて、準備が整い、明日22日午後5時30分にJR田沢湖駅において中野秋田県副知事も参加いただき、オープニングセレモニーを開催する運びとなりました。なお、一般公開は翌23日からとなります。アイリスミュージアムのオープンにより、さらなる観光客誘客に弾みがつくことを期待しています。
●次に、震災がれきについてです。
これも常任委員会でお話をさせていただいた件です。震災がれきについて、受け入れたいとの思いで作業に取りかかっていますが、市民の皆様との意見交換会を、1月9日(月)(田沢湖総合開発センター午後2時~)、1月10日(火)(西木総合開発センター午後6時~)、1月11日(水)(角館交流センター午後6時~)を会場に開催することにしました。今月15日・16日の岩手県での現地調査報告の内容、また27日を予定している県の市町村説明会の内容などを、この意見交換会で市民にお伝えしたいと考えています。この意見交換会には県の担当者や環境省の担当者の同席も予定しています。議員の皆様からもご意見をいただきたいと思います。
●次に、市民会館についてです。
11月3日に発生した、市民会館ホール天井照明ボックス点検用蓋落下事故の調査報告に基づいた改修工事について、ネットを貼る安全対策も含めて今月中の工期で進めています。同時に、天井裏のキャットウォークについても調査し、安全が確認されたうえで、市民会館の再開について検討したいと思います。
最後に、皆様にご報告をいたします。これまで2年、市を支え、市民を支え、私を支えていただいた石山副市長から、過日に退職願の提出がありました。常に仙北市前進に向け、ご尽力をいただいた副市長からの願いであり、その思いに応えることも、私の誠意の表し方だと受け止め、大変残念ですが、これを受理することとしました。任期半ばで、今年いっぱいで退任されることになりますが、石山副市長にはどうか健康を気遣い、仙北市に対して今後も変わらぬご助言をいただきたいと思います。本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
議会の皆様、12月議会、大変にご苦労様でした。平成23年は多くの哀しい出来事・悔しい思いをされた場面がありました。一方で、嬉しいニュース・将来に向けた多様な取り組みも始まっています。正すべきを正し、前に向かって挑戦をし続けることが大切です。
市民の皆様、議会の皆様、平成23年は間もなく終わりますが、体調管理にご留意いただき、良いお年をお迎えくださいますようご祈念を申し上げ、閉会のごあいさつとします。
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所得税還付等調査、全く灰色決着でしか無いと言わざるを得ないです。我々一般市民は到底納得できる内容ではありません。政治家は、いつになったら庶民感情を受け入れてくれるのですか?国及び県に対する詐欺ですよ。犯罪です。ほとんどの事例が時効?時効じゃない事例は所轄機関に告訴するのが当たり前ですよ。内輪の調査では限界があるのは周知の事実です。顧問弁護士も一般人です。しかるべき司直の手にゆだねるべきです。決算を承認した議会の責任は?本当の黒幕は?白黒はっきりさせていただきたい。処分の内容も甘い。当時関係のない副市長が辞職で、最高の処分が、職員の停職六ヶ月では身内に甘いと思います。
返信削除あなたの思想的政治決着は、「法的措置以外にも、道義的責任も考えられ、総合的な判断をしなければいけなと感じています。」だったので、最低限諭旨退職処分(本来は懲戒免職処分)で、OBへの提訴を期待していましたが、あなたへの1票は無価値になったと自覚しました。
返信削除時代の政治家「橋下市長」のように古い員周を壊す立志では無いことも理解しました。
匿名さんに同感です。
返信削除免職にすらならず、刑事告発もせず処分された職員の氏名を公表しないし、降格もない。
これでは、誰が処分を受けたか分からず、職員全員が関わったと考えざるえない。
知り合いの職員から聞いた話では、この問題が出たのは公になったのは2月。
停職処分受けた職員のなかには、2か月後に昇格したものがいるようですが。いったいどんな人事評価なのでしょうか。また2月から今までは当たり前に給料をもらっていたことになります。自宅謹慎にされるべきではなかったのか。
市長が職員出身のため身内意識が働いたのでしょうか。
また、この問題が終わっても水道会計でも不正操作があったと聞きましたが情報は伏せられているのでしょうか。
懲戒処分の10人は、
返信削除停職6カ月が01~06年度に主事の男性(33)、
98~03年度に主事・04~05年度に主任の男性(39)
▽停職3カ月
01~03年度に主事の男性(37)
▽停職1カ月
03~05年度に課長の男性(59)、
04~05年度に課長補佐兼課税係長
06年度に課長補佐兼納税係長の男性(58)、
01年度に主任・02~03年度に課税係長の男性(54)。
このほか、減給10分の1(1カ月)が1人、戒告が3人。
「責任者!出て来い。」「退職してますので、問題ありません」?
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返信削除コメント削除の作業中、最新のコメントを誤って削除してしまいました。申し訳ありません。
返信削除重ねて意見します。正直に聴取に答えた職員だけが処分対象で、彼らの年齢から判断しますと、役場職員になって間もない頃。上司の命令指導には絶対服従状態であったろうと容易に推察されます。にもかかわらず、当時の上司クラスはお咎め無しですか?どう考えてもおかしいでしょう?当然貴職は当時市長ではなく、今回の一連の事件も甘く考えているとしか思えません。再度の強制力のある調査を求めます。ごまかしではいけませんよ。市民をなめてはいけません。貴職本人の処分も甘いです。へらへら出張して市長ライフを楽しんでいる場合じゃないことを自覚しなさい。我々の求めているのは、思いつきアイデアではなくどっしりと足もとを見ている仙北市の首長です。
返信削除分限免職で公務員削減を=民主・前原氏
返信削除時事通信 12月25日(日)12時40分配信
民主党の前原誠司政調会長は25日午前、フジテレビの番組で、国の財政再建のため、民間企業の「解雇」に当たる分限免職による国家、地方両公務員数の削減を検討すべきだとの考えを明らかにした。
前原氏は国債発行額が税収を上回る財政状況を指摘し、「(分限免職を)発動しなかったら(公務員の)地位だけ保持して、国、地方がつぶれることになる」と述べた。さらに、「(財政再建のための公務員数削減は)分限免職(を定めた法)の規定に十分当たると思う」と語った。
市長さん。
返信削除所得税問題のほとぼりが冷めるまで、ダンマリを決め込むつもりではないですよね?
震災がれき受け入れの件、ニュースで見ました。市長さんの考えていること、発信してくれませんか。
上記匿名さんの気持ちを推察すると賛同できる一市民です。
返信削除十年前の民の応援者のあなたの心意気に絆され隠れ応援してきましたが、政治屋になるように行動してきているように感じるのは私だけでしょうか?
震災がれき受け入れの件も、道義的に否定はしませんが、それこそ慎重に専門家・公平な市民を交えた「調査委員会」で審議すべき案件と思います。
専権できるもの取捨選択が違う気がしています。
所得税問題のお詫びで佐竹の殿様への愛想返礼でしょうか?
私も同感です。
返信削除所得税問題を覆い隠すというか、目をそらさせるため瓦礫問題を取り上げたと勘ぐらざるえません。
瓦礫問題は全国の市町村が一体となり取り組むべきことで、且つ必要なことで行動力はすばらしいと思います。
しかし優先すべき課題があるのでは。
所得税問題は処分を下したから終了というわけではないのでは。
やはりそういった意図はないとしても時期が時期だけにタイミングが悪すぎます。
仮に受け入れたとして、放射能の問題はしっかり情報公開されるのかも不安です。
所得税問題では懲戒処分者の氏名すら公開していない刑事告発もしない、当時の町長の責任も取り上げない仙北市が放射能問題を
生じた場合に市民に早急に情報提供するといって誰が信用すると思いますか。
すべてのことが所得税問題が足を引っ張っているのだと思います。