2011年12月11日日曜日
【平岡裕子議員~子育て】
●平岡議員質問:①幼稚園・保育園のあり方検討会について、これまで2回の話し合いの内容、今後について。②来年度に反映できる政策提案を求めていると聞くが、それはどのようなことか。③今、政府では保育を市町村の実務事務から外そうとしているが、市民が願う子育て支援はどうなるのか。
●答弁:①9月28日、園長・保護者・子育て団体代表者・学識経験者など13名であり方検討会がスタートした。1回目は設置要項の説明、また検討会の代表者を決め、次回以降の検討テーマを出していただいて閉会した。2回目は11月10日に開催し、検討テーマを具体的に決めた。1つ目は保育園・幼稚園の環境整備。2つ目は就学前教育の充実。3つ目は保育士、幼稚園教諭の確保と職場環境。4つ目は幼児教育を推進しやすい体制づくり、となった。また第2回検討会は保育園・幼稚園の環境整備として、3歳未満児受け入れ確保(待機児童解消)、施設の老朽化に伴う施設運営について検討をした。3歳未満児受け入れ確保(待機児童解消)については、「空き施設をリフォーム利用できないか」、「施設建築が早いのではないか」、「他の市の実態と対策が知りたい」、「中長期の計画が必要」、「子育て団体育成にもっと補助金を出すべき」、「乳幼児専門の施設を角館か、交通の便の良いところに設置すること」などの意見が出た。施設の老朽化対策では、「中川・西・白岩の各保育園の3園が統合したら、地元が廃れる」、「地域から子どもの声が無くなってしまう」などの意見があった。民営化に対しては「メリットとデメリットを知りたい」、「他の市で行っている内容を基礎知識にしたい」等の意見があり、次回まで資料を提出することにして閉会した。②来年度予算に反映できる政策の提案もお願いしているが、待機児童の解消を優先する考え方で、施設の整備、民間子育てグループによる託児サービスの提供を行うべき、との意見を受け検討することにしている。保育士・幼稚園教諭などの待遇については改善が必要で、これが具体化しないとモチベーションを維持できない状況にあるため、既に検討に入っている。③政府内で検討会基本制度ワーキンググループが中間的なとりまとめを行った。情報が少ない中だが予想されることは、市町村の保育実施責任の撤廃、入園申し込みは保護者と施設・事業者との直接契約、時間刻みの保育サービスへの変更、民間企業に市場開放、などが見えている。これらになれば、さまざまな心配な事態が予想される。市民の子育てに対する市への期待とは距離があると思う。
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