2011年12月1日木曜日
市政報告⑨「農林部関連」
◇産業祭の開催について
10月22・23日の2日間、神代市民体育館を主会場に第7回仙北市産業祭が開催されました。農産物の出品点数は昨年より約80点多い405点を数え、多くの人出で賑わいました。
今回は、秋田大学生によるルバーブジャムの試食、食の伝道師「仙北ばぁば」による30分クッキング、地元神代こども園児やお山囃子等多種多彩な発表に例年にない盛り上がりを見せました。
また、震災により田沢湖高原温泉郷で避難生活を送っていた宮城県女川町の皆さんから、お世話になったお礼にとサンマのつみれ汁の提供や「獅子振り」の伝統芸能を披露していただき、交流を深めることができました。これを機会に、継続的な交流を望む声もあがっていることから、教育旅行等の受入れも含めて協議を重ねていきたいと考えています。
◇農業者戸別所得補償制度の交付金支払いについて
本交付金の支払いについては、国の水田活用の所得補償交付金に係る事務処理が終了したことから、11月末には、金融機関を通じて各取組農家へ交付金が支払われる見込みとなっていました。しかしながら、農家から提出された申請書類の内、一部の書類の訂正により12月にずれ込むことも考えられます。できる限り早期に支払われるよう努めます。
◇種苗交換会の出品結果について
第134回の秋田県種苗交換会が、横手市を会場に10月29日から11月4日まで開催されました。
仙北市からも自慢の農産物が多く出品され、田沢湖の草彅福雄さんの株大豆が農林水産大臣賞を受賞したほか、葉たばこ(角館町・雲雀明徳さん)・ネギ(西木町・佐藤一也さん)・ホウレンソウ(西木町・佐藤信行さん)・イタヤ細工(角館町・村田良枝さん)が知事賞を獲得、県産米品評会でも西木町の藤川栄福さんのあきたこまちが最優秀賞をいただくなど素晴らしい成績を収めました。今年は、春から天候不順が続き、生産には大変苦労した年ですが、仙北市内の農家の皆様の高い栽培技術、日頃の肥培管理、また、伝統工芸技術の継承研鑚等の賜と深く感謝します。
◇農業用施設災害復旧事業の対応について
去る6月23・24日に発生した豪雨災害に係る農業用施設災害復旧事業は、査定作業が終了し、現在、被災農家において復旧作業に入っています。年内中に概ね作業が終了することを目指し、鋭意進めています。
◇秋田スギバイオエネルギーセンターについて
バイオマス施設の改修工事は、月島機械株式会社が8月25日から着手しています。11月上旬までにガス化炉、ガスクリーナー等の主要機器の設置を終了しています。改修工事は計画通りに進み、現在は配管工事、電気設備工事を実施しています。これら主要機器毎の配管、電気設備工事が終了次第それぞれの機器毎の調整、作動確認等の試運転チェックを12月中に終え、その後、作動確認運転チェックに基づいた最終総合試運転を経て、連続運転に入る予定となっています。
◇地産地食マッチング交流会開催について
10月13日、地産地消の一環として、仙北市内の食品関係事業者(飲食・ホテル業者、食品製造業、流通業、栄養士等)と生産者(仙北市直売所連絡協議会)とのマッチング交流会を開催しました。今回の交流会は、相互の情報交換と課題の共有を目指して開催されたもので、食品関係事業者48名と生産者30名が参加しました。当日は、生産者が持ち寄ったおもてなし料理15品で交流した後、「仙北市に地産地食旋風を!どうしたらもっと地域内消費が進むだろう」をテーマに意見交換を行いました。今後も定期的な情報発信とマッチングの機会の充実を図り、1次・2次・3次の各産業分野で、多様な主体が自らの強みを生かした新たな地域産業の創出を支援します。
◇秋田発・子ども双方向交流プロジェクトについて
秋田発・子ども双方向交流プロジェクトでは、中川小学校5年生14名が11月1日から2日までの2日間、東京都板橋区上板橋第四小学校を訪問して交流を行いました。また、アンテナショップ「とれたて村」でお米の販売実習を行いました。販売したお米は、地域の皆様の応援のもと、子ども達が田植えから収穫、袋詰めまでの一連の作業を行ったもので、「みんなニコニコ米」と名付けられ、200パックを完売しました。
来年度以降は、学校・地域間の双方向交流へと発展していけるよう、引き続きサポートを続けたいと考えています。
◇環境教育プログラム開発について
環境教育プログラム開発については、委託先のJTBと共に、年度末完成を目指して取り組んでいます。
玉川温泉と北投温泉との温泉提携協定、クニマスを通じた西湖と田沢湖の姉妹湖提携、電気自動車の実験走行など、当市の自然エネルギー、環境資源などを活用する環境教育プログラムの作成については、活用できる資源等の抽出とネットワーク化を順次進め、それらの効果の中間検証のため、JTB東北秋田支店が秋田市・潟上市・仙北市の小学生4~6年生20名を招いてモニターツァーを実施し、概ね好評であったとの報告を受けています。
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