2011年12月1日木曜日

市政報告⑧「観光・雇用」


◇アイリスミュージアムの設置について
 9月定例会で予算措置をいただき、11月下旬のオープンを目指していたアイリス記念館ですが、展示物を製作するアイリス美術監督の韓国での撮影スケジュールの都合により、12月中旬にずれ込むことになりました。田沢湖観光情報センターと、田沢湖スキー場の銀嶺ハウスに秋田ロケ地にちなんだ装飾、ロケで使用したウェア等の展示を行い仙北市のスキーシーズン前にオープンをし、韓国だけでなく東アジア地域からも誘客を図って行きたいと考えています。

◇秋田美人100人キャンペーンについて
 10月1日、秋田県の「JR東日本・重点販売地域」(ミニDC)キャンペーンのオープニングで、田沢湖・角館観光連盟が事業主体となり、「秋田美人100人キャンペーン」を実施しました。当日は都内2ヶ所(有楽町・上野)で、仙北市の秋田美人114人に参加をいただき、キャンペーンチラシ等の配布、県外からのお客様に対する宿泊クーポンや商品引換券による誘客宣伝を行いました。有楽町会場には溝畑宏観光庁長官もお見えになり、都内ではマスコミからも大きな反響をいただいて、改めて秋田美人のブランド力を認識する結果となりました。この「秋田美人100人キャンペーン」は、震災後の日本に元気を取り戻す取り組みと高い評価があり、11月18日、溝畑長官より感謝状をいただきました。
※写真は溝畑長官とむらっこ物産館の皆さん。

◇デスティネーションキャンペーンに向けたJR角館駅舎の活用について
 これまで、角館町物産協会が経営してきたJR角館駅舎の物産販売コーナーが、12月末をもって駅舎から撤退することになりました。県を上げて始まったばかりのデスティネーションキャンペーンで、中核となる角館駅の空洞化は適切ではないと考えます。また広域観光における仙北市の役割強化、市内観光の拠点づくりなど、さまざまな要素を熟慮し、現在は角館駅前蔵2階で業務に当たっている仙北市ツーリストインフォメーションセンター(TIC)を移動し、JR角館駅へ入居できないか、今後JR東日本秋田支社等と協議を行う予定です。また駅舎から撤退した角館町物産協会ですが、できるだけ駅前エリアで物産販売・商品アピールをして欲しいと思っています。そこでスタシオンなどの改修も含め、至急検討したい考えています。

◇雇用状況について
 ハローワーク角館管内における9月末現在の有効求人倍率は0.45倍と前月に比べ0.01の増、前年同期では同率となっています。震災の影響で5月、6月は前年同期を下回りましたが、7月より徐々に持ち直しの動きがみられるものの、建設業等一部の求人状況は引き続き厳しい状況となっています。
 また、ハローワーク大曲(ハローワーク角館を含む)管内の来年3月の高校卒業予定者の就職状況は、10月末現在、就職希望者329人に対し就職内定者228人、内定率は69.3%で、昨年を若干上回っている状況です。なお、仙北市内2校における仙北市の生徒については10月末現在、就職希望者31人に対し就職内定者14人、内定率は45.2%となっています。
 引き続き、ハローワークや県、隣接市町と連携しながら、就職面接会の開催、求人情報の迅速な提供等による雇用の場の確保や就労支援に取り組んでいきます。
 なお、平成21年に休止していた菱中工業株式会社の田沢工場が再開することとなりました。菱中工業は合成樹脂製品や公害対策機器の製造販売を主に行う会社です。震災後、強化プラスチック製品の需要が拡大し、工場の再開となったとお聞きしています。
 現在6名の従業員が雇用されていますが、今後さらに5名程度の雇用を考えていると伺っています。

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