2011年8月3日水曜日

全国の工芸品づくりを元気に


 写真は、伝統的工芸品産業振興協会の代表理事に就任した田口宗平さん(仙北市角館町在住)。この度、全国組織の同協会の代表になったことで、そのお祝いの会を開催しました。

 田口さんはこれまでも副理事長でしたから、その活動は全国的で海外とのネットワークもお持ちの方です。角館工芸協同組合理事長で、樺細工の普及にこれまでも全力で取り組まれてきました。その田口さんの謝辞から一部を紹介します。

 ~昭和54年と現在を比較すれば、全国の伝統工芸品の売り上げは5400億円から1500億円に、34000社の企業が14000社に、同時に従業員も激減して、まさに失われた30年です。原因は幾つか考えられますが、生活嗜好の洋風化、他分野商品のコストダウン戦略、でも一番は中国製品の影響だと思います。樺細工も模造品を発見し、当時の通産省に何度も法的措置を求めて通いました。この反省から地域ブランドの手法が始まりました。例えば京都の西陣織、角館の樺細工などです。今後はブランドの定着化を進めて、海外も日本の伝統技術を紹介し、関連産業を元気づけたいと思います~。

 益々のご活躍を心からお祈りいたします。

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